トイレのタンクから水漏れ? そのまま放置はNG! 今すぐ“自分でできる”簡単修理法

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画像:Canvaにて作成

「誰も使っていないのに、便器の水面が揺れている…」

「水道検針の人から『水漏れしてませんか?』と指摘された…」

そんな経験、ありませんか?

実はその現象、トイレタンク内の「フロートバルブ(ゴムフロート)」の劣化が原因かもしれません。
トイレの水漏れは放置していると、思いがけず高い水道代を払うことも…。

トイレのフロートバルブという部品、実は自分で交換できる数少ない修理部品のひとつなんです。専門知識がなくても、必要な道具と正しい手順さえわかれば、自分で修理できる可能性があります!

この記事では、初心者でも分かりやすくフロートバルブを交換する方法を徹底解説します。
チョロチョロ流れる水を止めて、水道代の無駄をカットしていきましょう!

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◆これってフロートバルブのせい?トイレの水漏れ原因の見分け方

◆これってフロートバルブのせい?トイレの水漏れ原因の見分け方
toto トイレの仕組みより引用

これ(上図)はトイレタンクの断面図です。
そしてフロートバルブは、トイレタンクの底にある「排水口」をゴムでふさぐ栓のような部品です。
レバー操作により水を流す際に開き、終わると再び閉じて水をせき止める役割をしています。

このフロートバルブが劣化すると、以下のような症状が現れてきます。

\フロートバルブの劣化で現れる症状/
  • 便器内に常に水が少しずつ流れる
  • タンクがなかなか満水にならず、水が止まらない
  • レバー操作後すぐに水が止まり、水流が弱い
  • フロートバルブが変形していたり、触ると黒いゴムが指に付く

トイレタンクからの水漏れは、フロートバルブの劣化が原因であることが多く、劣化しているかどうかを確認するためには、タンクの蓋を開けて、中を見てみる必要があります。

蓋を開けたならば、

  • フロートバルブが排水口にきちんと密着しているか?
  • レバーとバルブを繋ぐ鎖が絡んでいないか、長さが適切か?

上記の点を確認してみてくださいね。


症状や、フロートバルブの劣化が確認されたならば、フロートバルブの交換を検討してみましょう!
フロートバルブは比較的安価に購入でき、自分で交換できれば業者に依頼する手間もかからず、修理費用も抑えることができますよ。

◆自分で挑戦!フロートバルブ交換〜準備編〜

◆自分で挑戦!フロートバルブ交換〜準備編〜

ここからは、実際にフロートバルブの交換を行う手順を解説していきますが、まずはその前に、必要な道具や前準備についてご説明します。

・作業前に確認!止水栓の場所と閉め方

トイレの修理を行う際は、作業中にタンクから水があふれるのを防ぐため、必ず最初に止水栓を閉めてから行うようにしてください。

準備する工具
  • マイナスドライバー

【①止水栓の位置を確認する】

止水栓は通常、トイレの床や壁の給水管接続口付近にあります(止水栓の位置については、参考動画も参考にしてみてください)。

【②止水栓を閉める】

止水栓はマイナスドライバーを使って右(時計回り)に回すことで閉まります。

止水栓が見当たらない、または固くて回らない場合は、無理に回そうとせず、家屋全体の元栓を閉めることを検討してください。元栓は水道メーターの近くにあります。

・新しいフロートバルブを準備しよう!

フロートバルブを交換するには、新しいものを用意しておく必要があります。フロートバルブはネットやホームセンターから購入することができますよ。

交換前に、取り付いているフロートバルブのメーカー名や品番をチェックしましょう。取り外して実物をホームセンターに持っていくか、写真を撮っておくと、より安心ですね。

メーカー(TOTO・LIXILなど)や型番によって形が異なるため、必ず品番・型番のチェックはお忘れなく!また、鎖の長さ調整が必要な製品もありますので、詳しいやり方は交換のステップ・バイ・ステップを参考にしてくださいね。

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◆解説!フロートバルブ交換のステップバイステップ手順

◆解説!フロートバルブ交換のステップバイステップ手順

それでは早速、フロートバルブを実際に交換していきましょう!以下の手順および、参考動画を参考に、ぜひフロートバルブの交換を成功させてくださいね。

💡作業前に現状の写真を撮っておくと、元に戻す際に安心ですよ!

準備するもの
  • ゴム手袋
  • マイナスドライバーまたはラジオペンチ
  • 雑巾、バケツ
  • 小さなブラシ(古歯ブラシなど)

Step 1:止水栓を閉める

止水栓を閉めて、水が出てこないことを確認する。

Step 2:タンクの水を抜く

レバーを「大」で流し、底に残った水は雑巾やスポンジで吸い取る。

Step 3:古いフロートバルブを取り外す

鎖をレバーアームから外し、フロートバルブを排水口から持ち上げて取り外す(タイプにより、引っかけ型やはめ込み型がある)。

Step 4:排水口周りを清掃する

フロートバルブが接する面をきれい清掃する(汚れがあると密閉できず水漏れの原因になってしまいます)。

Step 5:新しいフロートバルブを取り付ける

新しいフロートバルブを排水口にしっかりはめ込み、鎖をレバーに引っかける。

Step 6:鎖の長さを調整する

鎖の長さがたるみすぎているとバルブが閉まらず、張りすぎているとバルブが浮いたままになることがあります。
レバーを操作しながら、ちょうど良い長さに調整していきましょう。

Step 7:止水栓を開けて水を溜める

止水栓を少しずつ開けてタンクに水を溜め、漏れが止まっているか確認

Step 8:動作確認

レバーを操作して水が流れ、正常に止まるかを確認してください。何度か試して動作に問題がないかをチェックしましょう。

参考動画:【トイレ】TOTOタンク水が止まらない修理|フロートバルブ(カクダイ製)のパーツ交換/水がたまらない/水漏れ/止水不良

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今回の“トイレの水漏れ解決法”はいかがでしたか?「意外と簡単だった!」「チャレンジしてみよう!」と思っていただけたら嬉しいです。
この記事が、あなたの『ちょっと困った』を解決するヒントになれば幸いです。

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    (執筆者:yuffy)