「寝たいのに寝れない…」
年子育児に奮闘するママやパパの多くが直面する大きな壁、その一つが睡眠不足です。上の子のイヤイヤ期と、下の子の夜泣き・授乳・おむつ替えが同時に襲ってくる日々。「もう限界かも…」と涙が出そうになったことがある方も、きっと少なくないはずです。
でも、安心してください。結論から言えば、このしんどさには必ず”終わり”があるんです。そして、その期間を乗り越えるためには、夫婦の協力や外部サポートの活用、睡眠時間を捻出する工夫が本当に大切になってきます。
本記事では、年子育児が「寝れない」状態になってしまうリアルな理由、睡眠不足のピーク時期と楽になるタイミングの見通し、今日からでも試していただける具体的な7つの対策法について、実体験を交えてまとめています。
「このままずっと寝れないまま?」と不安になっているあなたに、少しでも安心と希望が届きますように。まずは”今の状況を整理すること”から、一緒に始めてみましょう!
年子育児のリアル|寝れない・しんどい・つらいのはなぜ?

年子育児って、本当に想像以上に大変なんですよね。
寝れない、しんどい、つらい…そんな声が多いのも、実は複数の要因が複雑に絡み合っているからなんです。
- 上の子のイヤイヤ期、赤ちゃん返り
- 下の子の頻回授乳
- 周りのサポートが受けられない
- 1人の時間がなく休めない
- 追い込まれ精神的にも限界に
一番大きな要因は、やはり上の子のイヤイヤ期と下の子の夜泣きが重なってしまうこと。1〜2歳の上の子が「自分でやりたい!」「イヤイヤ!」と主張している横で、下の子は2〜3時間おきの授乳や頻繁なおむつ替えを求めてきます。
この両方に同時に対応するって、本当に24時間体制で休む暇がないんですよね。
そこに追い打ちをかけるのが、上の子の赤ちゃん返りや「かまって攻撃」。下の子にばかり手をかけているように見えて、上の子が寂しくなって、いつも以上に甘えたがったり癇癪を起こしたり…。この精神的な疲れと、体の疲れとが合わさり、本当にママの判断力や体力をガクッと落としてしまうんです。
また、パートナーのサポートがなかなか得られなかったり、頼れる人が周りにいない“孤育て”状態だったりすると、「私一人で全部やらなきゃ」という責任感がプレッシャーになって、睡眠不足がもっと深刻になってしまうことも。
だからこそ、年子育児では「自分の時間なんて全然ない」「体がもう限界」「寝る時間すらない」と感じてしまうママが多いんです。
でも、忘れないでください。
悩んでいるのは決してなたただけではありません。この辛さも必ず終わりが来ますよ。
年子育児がつらいのは一時期だけ?大変さのピークと終わり

つらい年子育児には必ず”ピーク”があって、そして必ず”終わり”が来ます。
「いつまでこの状態が続くの?」という不安も、こうして見通しを持てると少し軽くなるのではないでしょうか。
今がどんなにつらくても、必ず楽になる時期が訪れることを、ぜひ覚えておいてくださいね。
【ピーク時期】下の子が生後0〜1歳の時期(上の子は1〜2歳)
この時期が、正直一番過酷だと思います…。
上の子のイヤイヤ期真っ盛りと、下の子の授乳・夜泣きが重なって、本当に24時間フル稼働状態になってしまうんですよね。特に下の子が生後6ヶ月未満だと、夜中の授乳頻度が本当に高くて、ママの睡眠時間はもう細切れになりがち。
「いつ寝たっけ?」って思うこともあるかもしれません。
【少し楽になる時期】下の子が1歳半〜2歳になる頃
この頃になると、ちょっとずつ光が見えてくるという方も。
上の子が自分でご飯を食べられるようになったり、しっかり歩けるようになったりして、下の子も夜泣きが落ち着いてくる時期なので、ママパパも少しずつラクになってきます。
上の子が保育園に通い始めるご家庭では、日中の負担がグッと軽くなりますね。
【ぐっと楽になる時期】上の子が3歳、下の子が2歳くらい
ここまで来ると、本当にホッとする瞬間が増えてきます。
兄弟で一緒に遊んでくれるようになって、お昼寝や食事のリズムも合わせやすくなります。上の子が下の子の面倒を少し見てくれることもあって、「あ、ちょっと楽になった」と実感できるはず。
上の子が大人との会話もできるようになってくるので、それだけでも力強い味方です!
是非、お兄ちゃんの姉ちゃんとして頼ってあげて、助けてもらってくださいね。
年子育児の睡眠不足対策|今日から試せる7つの工夫

必ず終わるとは言え、しんどいものはしんどい・・・
その気持ち、よくわかります。年子育児中のママが少しでも眠れる時間を確保するために、今日からでも試していただける具体的な工夫を7つご紹介させていただきます。
全部一度にやろうとしなくても大丈夫なので、できそうなものから、ぜひ試してみてください。
1. 夜間授乳やミルクはパートナーと交代制にする
完全母乳でない場合は、夜間のミルク当番をパートナーと交代制にしてみてくださいね。
例えば、「12時までは私、それ以降は夫にお任せ」というように時間を区切ることで、まとまった睡眠時間を作ることができます。完全母乳の場合でも、搾乳したお乳をパートナーに飲ませてもらうという方法もありますよ。
「夜中に起こすのは申し訳ない…」と遠慮しがちですが、ここは遠慮せずに頼ってみてもいいかもしれませんね。
2. 上の子と下の子を同時に寝かせるスケジュールを整える
最初はちょっと大変かもしれませんが、同時に寝かせることができるようになると、”自分だけの休憩時間”が作れるようになります。
上の子のお昼寝時間を下の子に合わせてみたり、夜の就寝時間を揃えてみたり…。生活リズムを調整するのは時間がかかりますが、軌道に乗ると本当に楽になりますよ。
日中上の子が眠そうなところを頑張って起こしておいて、下の子が寝るタイミングで一緒に寝かしつけるという方もいらっしゃいました。
子供の様子を見ながら、試してみて下さいね。
3. 昼寝できるときは「家事より睡眠」を優先
完璧な家事は一旦手放して、子どもたちが寝てくれたタイミングがあれば一緒にお昼寝する習慣をつけてみてください。
「洗濯物が畳めてない」「お部屋が散らかってる」なんて状況は、今だけの一時的なもの。体力回復の方がずっと大切ですからね。
「家事が気になって眠れない」という気持ちもわかりますが、ここは割り切ってみませんか?
4. 添い寝・添い乳を活用して夜中の覚醒回数を減らす
赤ちゃんが夜泣きしやすい場合は、添い寝や添い乳でママの負担をグッと軽くすることができるんです。
完全に起き上がる必要がなくて、横になったままお世話ができるので、睡眠の質を保ちやすくなりますよ。
「添い乳は癖になる」なんて心配もあるかもしれませんが、今は生存優先で。ママの心身の健康に勝るものはありません。
5. “ながら仮眠”を意識する
上の子と下の子が交互に起きてしまって寝られない!そんな場合は、子どもの遊びやミルクの時間、テレビを見せている間など、5分でも横になる、目を閉じるだけでも休息になります。
子供の安全さえ確保しておけば、少し目を閉じるくらいはできますよね。
SNSやスマホタイムで過ごすちょっとした時間はありませんか?そういった時間も、この“ながら仮眠”にあてられるといいですね。
6. 実家や一時保育など外部サポートをフル活用
「ゆっくり寝かせてもらえる環境」のため、意識的に外に頼ってみてください。
週に1回でも実家で体力を回復できたら、全然違いますよね。実家が難しい場合は、一時保育やファミリーサポート、ベビーシッターなどのサービスも検討してみてください。
「お金がかかるし…」と躊躇してしまうお気持ちもわかりますが、これはママの健康維持への大切な投資だと思ってもいいかもしれませんね。
7. 「今日は寝られなくて当然」と思考をゆるめる
ちょっとしたスキマ時間、「今のうちに寝なきゃ!」って自分を追い込んで結局寝られなかった・・・なんてママさんもいらっしゃるのではないでしょうか。
「今は非常事態だから仕方ない」って割り切って、数分でも目を閉じればOKという気持ちでリラックスしてみてください。完璧な睡眠を求めなくても大丈夫。「横になれただけでも良し」っていう気持ちでいると、心理的な負担がグッと軽くなるはずです。
自分に優しくしてあげてくださいね。
まとめ
年子育児で寝れない状況は、本当に多くのママが経験する大きな壁です。上の子のイヤイヤ期と下の子のお世話が重なる時期は確かに大変ですが、必ず終わりが来ることを信じてくださいね。
一番大切なのは、一人で抱え込まないこと。夫婦で協力して、外部サポートも積極的に活用してみてください。完璧を求める必要はありません。「今できることから少しずつ始めよう」という気持ちで、睡眠時間を確保していけばいいんです。
つらい時期を乗り越えた先には、兄弟が一緒に遊ぶ微笑ましい光景や、年子だからこその深い絆を実感する日が必ず訪れます。今は本当に大変だと思いますが、あなたは十分すぎるほど頑張っていらっしゃいます。どうか自分を責めすぎずに、一日一日を大切に過ごしてくださいね。
(執筆者:あい)