「仕事が忙しくて、子供の発達について考える余裕がない…」そんなママへ、「エリクソンの発達段階」が教える子との関わり方

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画像:Canvaにて作成
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忙しいワーママでもできる!子供の発達を支える工夫とは?

「朝はバタバタで子供とゆっくり向き合う時間が取れない…」「仕事が忙しくて、子供の発達について考える余裕がない…」
そんな悩みを抱えるワーママの皆さん、私も同じです。もうすぐ2歳になる我が子を育てながらフルタイムで働く私は、いつも時間に追われています。でも、子供の最善を考えるなら、発達段階に合った関わり方を知っておくことが大切だと感じています。

そこで今回は、心理学者エリクソンが提唱した「ライフサイクル論」を参考に、もうすぐ2歳の子供が今どの発達段階にいるのか、その時期に大切な「自律性」をどうやって育てていくかをまとめました。忙しい中でもできる工夫を、私の経験談とともにご紹介します。

エリクソンの発達段階とは? もうすぐ2歳の子供が今いるステージを知ろう

エリクソンの「ライフサイクル論」とは、人間の成長を8つの発達段階に分け、それぞれの段階で達成すべき課題を示したものです。以下に、参考にしたサイトから8つの発達段階を引用してまとめます。

エリクソンが提唱した8つの発達段階と、その段階における「課題」と「危機」、その課題を乗り越えることで「得られる力」について以下にまとめます。
乳児期(0〜18ヵ月)
乳児期の発達課題は「基本的信頼」を育むことです。
乳児期は、信頼できる人(母親または母親的な養育者)に出会い、十分な愛情を受けることで、世界が安全で信頼できる場所であるかどうかを学びます。養育者が一貫して愛情深く、反応的である場合、子どもは周囲の世界に対する基本的信頼感を発達させます。
一方、この段階の心理社会的危機は「不信」です。養育者が一貫性を欠いたり、無関心であったりする場合、子どもは不信感を抱くようになります。
基本的信頼の課題を克服することができると「希望」という力を得ます。

※出典:ステモン「エリクソンの発達段階とは?年齢別の発達課題とその乗り越え方を解説」より

我が子はもうすぐ2歳なので、「乳児期(0〜18ヵ月)」を終え、次の段階に移ろうとしています。乳児期では「基本的信頼」を育てることが大切でしたが、これが次の段階の土台になると学びました。以前聞いたことがある、「乳幼児期においては『母親との基本的な信頼感』が人格形成の基盤になる」というのは本当だと、エリクソンの理論を通じて実感しました。

さらに、今我が子が向かっている「幼児前期」の段階についても引用して紹介します。

幼児前期(18ヵ月~3歳)
幼児前期の発達課題は「自律性」を育むことです。
この時期は、言語の急速な発達や自我の芽生えによって、自己主張を学び始めます。食事や衣類の脱ぎ着、トイレトレーニングを通じて、自分で物事を行う能力を発展させます。
一方、この段階の心理社会的危機は「恥と疑惑」です。子どもは、自分で物事を行おうとする試みに対して養育者に過度に管理されたり、失敗を厳しく叱責されたりすると、恥や疑惑の感情を抱くようになります。
自律性の課題を克服することができると、「意志」という力を得ます。

※出典:ステモン「エリクソンの発達段階とは?年齢別の発達課題とその乗り越え方を解説」より

我が子は「幼児前期(18ヵ月~3歳)」に入ったばかり。この時期は「自律性」を育むことが課題なので、自分でできることを増やしてあげて、自主性を伸ばし、自己肯定感を高めてあげたいと考えています。

もうすぐ2歳の我が子との関わりで感じたこと:「自律性」を育むために意識したこと

我が子がもうすぐ2歳になる頃、自我が芽生えてきて「自分でやりたい!」という気持ちが強くなってきました。例えば、ご飯を自分で食べようとしたり、靴を自分で履こうとしたり。でも、仕事が忙しくて朝はバタバタしているので、つい私が手を出してしまい、「自分でやりたいのに!」と子供が泣いてしまうことがありました。その様子を見て、「このままでは自主性が育たないかも」と反省したんです。

以前聞いた、「乳幼児期においては『母親との基本的な信頼感』が人格形成の基盤になる」という言葉を思い出しました。乳児期で築いた信頼感を土台に、今は「幼児前期」の「自律性」を育てることが大切だと感じています。エリクソンの理論では、この時期に「自律性」を獲得できると「意志」という力が育ち、次の段階に進む土台になるとされています。逆に、「恥と疑惑」が強まると、その後の発達段階で「同一性の拡散」や「孤立」につながる可能性があると学びました。

そこで、私が実践した3つの工夫をご紹介します。

1. 「自分でやる」を応援する時間を作る

朝は時間がないので、つい私が手を出してしまいがち。でも、「自分でやりたい」という気持ちを尊重するために、朝の準備に少し余裕を持つようにしました。例えば、靴を履くときに「自分でやってみる?」と声をかけ、時間がかかっても見守るようにしています。すると、子供が「できた!」と嬉しそうな笑顔を見せてくれるようになりました。

2. 失敗しても「いいよ」と受け止める姿勢

自分でスプーンを使ってご飯を食べようとしたとき、こぼしてしまって服が汚れることも。でも、「こぼしちゃったけど、頑張ったね!次はもっと上手にできるよ」と声をかけると、子供が安心した表情を見せてくれます。エリクソンの理論にある「恥と疑惑」を抱かせないよう、失敗を責めず、挑戦を褒めることを意識しています。

3. 子供のペースに合わせた環境を整える

子供が自分でできることを増やすために、子供の手に届く高さに物を置くようにしました。例えば、おもちゃを低い棚に置いて「自分で取ってみて」と促すと、子供が自分で選んで遊ぶようになりました。こうした環境作りは、エリクソンの「幼児前期」の「自律性」を育むサポートになると感じています。自分でできた経験が、自己肯定感を育んでいる実感があります。

発達段階を理解して、我が子にどう向き合うべきか

エリクソンの発達段階を知ることで、子供が今どのステージにいて、何を大切にすべきかが明確になりました。もうすぐ2歳の我が子は「幼児前期」の段階に入り、「自律性」を育む時期。「母親との基本的な信頼感」が人格形成の基盤となり、乳児期に築いた信頼感があってこそ、今「自律性」を育てることができます。信頼感が不足していると、将来の「同一性の拡散」や「孤立」を招く可能性があるので、引き続き安心感を与える関わりも大切にしたいです。

また、次の「幼児後期(4歳~5歳)」では「自発性」を育てることが課題になります。子供が自分で考えて行動する機会を増やし、失敗しても見守る姿勢を持つことで、自己肯定感を高め、「目的」という力を獲得できるようサポートしたいと考えています。

以下に、私が参考にした資料から、エリクソンの発達段階が子育てにどう役立つかを引用します。

エリクソンの発達課題は、子育てをする親にとって有益な知識と言えます。なぜなら、エリクソンのライフサイクル論は、保育や教育の現場でも重視されている理論だからです。
発達段階ごとの特性や課題を知っていることで、「子どもがなぜそのような行動をとるのか」を知るきっかけとなり、子どもが課題を達成するためにどのようなサポートをすべきかが見えてきます。

※出典:ベネッセ サンキュ!「エリクソンが提唱した「ライフサイクル論」とは?年齢別の発達課題をわかりやすく解説」より

実際に我が子と向き合う中で、発達段階を意識することで「今は自律性を育てることが大事なんだ」と冷静になれました。忙しいワーママだからこそ、こうした知識があると、限られた時間の中で子供にどう関わるべきかがわかり、子育てが少しラクになった気がします。

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    (執筆者:CONA)