「3人同時に進学なんて、絶対に家計が破綻するでしょ?」そう思いますよね。
でも、東京都在住のAさん家族(長男高1、長女中1、次男小4)は、実は月6千円の追加負担だけで教育費を準備できる計画を立てています。
児童手当5万円+わずか6千円の積立で、10年間の教育費をカバーできるんです。
今回は、Aさん家族のリアルな家計管理術を包み隠さずご紹介します。
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子供3人は大変ですが、ぶっちゃけ月10万円もあれば生活できます
結論:3人同時進学でも月6千円の追加負担でOK
まず驚きの事実をお伝えします。児童手当が月5万円(第1子1万円、第2子1万円、第3子3万円)もらえるなら、追加で必要なのは月々たった6千円です。
「え、本当にそれだけ?」と思うかもしれませんが、実際に計算してみると十分なのです。
Aさん家族の教育費準備の内訳
- 児童手当:月5万円(年間60万円)
- 追加積立:月6千円(年間7.2万円)
- 年間準備額:合計67.2万円
- 7年間の総額:約470万円
これで10年間の教育費不足分をカバーできるという計算です。
まずは敵を知る!3人分の教育費はぶっちゃけいくら?
「3人同時進学なんて、いったい総額いくらかかるの?」って不安になりますよね。
でも、具体的な数字を見れば意外と「あれ、なんとかなりそう?」って思えるんです。
国公立と私立、それぞれのリアルな金額を見ていきましょう。
国公立なら10年間で約1,322万円
実際にかかる教育費を年度別に見てみましょう。
年度 | 長男 | 長女 | 次男 | 年間合計 |
---|---|---|---|---|
1年目 | 大学1年 | 高校1年 | 中学1年 | 約196万円 |
2年目 | 大学2年 | 高校2年 | 中学2年 | 約160万円 |
3年目 | 大学3年 | 高校3年 | 中学3年 | 約160万円 |
4年目 | 大学4年 | 大学1年 | 高校1年 | 約188万円 |
5年目 | 就職 | 大学2年 | 高校2年 | 約160万円 |
6年目 | - | 大学3年 | 高校3年 | 約160万円 |
7年目 | - | 大学4年 | 大学1年 | 約136万円 |
8年目 | - | 就職 | 大学2年 | 約54万円 |
9年目 | - | - | 大学3年 | 約54万円 |
10年目 | - | - | 大学4年 | 約54万円 |
※文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」、国立大学は令和6年度標準額に基づく概算
10年間の総額は約1,322万円。一見すると「無理でしょ?」と思いますが、実は今ある貯蓄と積立でカバーできるんです。
私立だと倍以上!でも工夫次第で何とかなる
学校種別 | 年間教育費 | 初年度の出費 |
---|---|---|
私立中学校 | 約144万円 | 約160万円 |
私立高校 | 約107万円 | 約125万円 |
私立大学(文系) | 約124万円 | 約151万円 |
私立大学(理系) | 約173万円 | 約177万円 |
※文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」「令和5年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額」
私立を選ぶと年間375万円以上かかることも。でも、東京都なら私立高校の授業料実質無償化(年収910万円未満)があるので、意外と何とかなります。
児童手当5万円をフル活用!Aさん家族の貯蓄術
実は児童手当をうまく活用するだけで、教育費の大部分をカバーできるんです。
Aさん家族の実践している貯蓄術を包み隠さずお教えします。
児童手当は絶対に使わない!これが鉄則
ぶっちゃけ、児童手当を生活費に使っちゃうと詰みます。Aさん家族は、児童手当専用の口座を作って、絶対に手をつけないルールにしています。
月5万円×12ヶ月×7年間=420万円
これだけで、必要な資金の大部分をカバーできるんです。
学資保険300万円がすでにある強み
長男用の学資保険が満期で300万円。これで長男の大学4年間(約243万円)は余裕でクリアです。
残りは長女と次男の分。定期預金で毎年20万円ずつ積み立てていて、大学入学時にはそれぞれ200万円以上になる計算です。
「初年度費用の山」をどう乗り越える?
3人が同時に進学する年、実は想像以上にお金が飛んでいきます。
でも大丈夫、Aさん家族が実践している「初年度費用攻略法」があるんです。
一番キツイのは入学金+制服代のダブルパンチ
正直、一番お金が飛ぶのは入学初年度です。
- 大学入学金:約28万円(国立)
- 高校の制服一式:約10万円
- 中学の制服一式:約8万円
- 教科書・教材費:各5万円程度
これらが同時に来ると、一気に50万円以上が消えます。
ボーナスを「入学準備財布」に前倒し確保
Aさん家族の対策は、ボーナスの一部を「入学準備専用」として別管理すること。12月のボーナスから20万円、6月から20万円を確保しておけば、入学時の出費にも慌てません。
リアルに使える節約テクニック集
教育費を抑えるって、実は意外と簡単なんです。
Aさん家族が実際にやっている節約術は、どれも今日から真似できるものばかり。
ぶっちゃけ、これだけで年間10万円以上浮きます。
教科書・参考書代を半額にする裏ワザ
- メルカリで中古購入:定価の30〜50%で入手可能
- 図書館をフル活用:参考書は借りて済ませる
- 兄弟間でお下がり:3人いれば最大限活用できる
年間で5万円以上の節約になります。
塾代を抑える工夫
「塾に行かないと受験は無理」は思い込みです。
- スタディサプリ:月2,178円で全教科カバー
- YouTubeの無料授業:質の高い授業が無料で見放題
- 兄姉が弟妹の家庭教師:教える側も復習になって一石二鳥
教育費カツカツ生活のメリット・デメリット
月6千円の追加負担で教育費を賄う生活、正直どうなの?
Aさん家族が3年間実践してみて感じた、リアルな本音をお伝えします。
メリット
- 家計管理能力が爆上がり 無駄遣いが自然に減り、本当に必要なものだけにお金を使うようになります。
- 子どもの金銭感覚が身につく 「お金は有限」という当たり前のことを、子どもたちが肌で感じて育ちます。
- 貯蓄グセがつく 月6千円でも「積立」の習慣がつくと、将来の資産形成にも役立ちます。
デメリット
- 急な出費に弱い 部活の遠征費、急な留学希望など、想定外の出費には対応しづらいです。
- 選択肢が限られる 「どうしても医学部に行きたい」と言われたら、正直キツイです。
- 親のストレス 常に節約を意識する生活は、精神的な負担も大きいです。
地域による教育費の差も要チェック
実は住んでいる地域によって、教育費の負担が全然違うんです。
東京と地方では何が違うのか、具体的に見ていきましょう。
東京都なら私立高校も選択肢に
東京都在住のAさん家族の場合、私立高校の授業料実質無償化(年収910万円未満)が使えるのは大きなメリットです。
一方、地方では:
- 公立高校でも寮費がかかる場合がある
- 大学進学時の下宿代が必須
- 塾や予備校の選択肢が少ない
地域差を考慮した資金計画が必要です。
今すぐ始められる3つのアクション
理屈はわかったけど、何から始めればいいの?」という方のために、
今日からできる具体的なアクションを3つご紹介します。どれも5分あればできることばかりです。
1. 教育費専用口座を今日作る
児童手当が振り込まれたら、即座に教育費専用口座へ移動。これだけで年間60万円が自動的に貯まります。
2. 10年間の教育費シミュレーションシートを作成
お子さまの年齢と進学予定を書き出して、いつ・いくら必要か「見える化」しましょう。エクセルで簡単に作れます。
3. 固定費を見直して月6千円を捻出
- 格安SIMへの乗り換え:月3,000円削減
- 動画配信サービスの見直し:月2,000円削減
- 新聞購読の解約:月3,000円削減
これだけで月8,000円の削減。教育費積立に回せます。
まとめ:3人同時進学は「計画」があれば怖くない
Aさん家族の実例(10年間の教育費準備)
- 必要総額:約1,322万円(国公立の場合)
- 既存の準備:850万円(貯蓄550万円+学資保険300万円)
- 不足分:472万円
- 月々の積立:5.6万円(児童手当5万円+追加6千円)
成功のポイント
- 児童手当は絶対に使わない
- 入学準備金はボーナスから前倒し確保
- 中古品・図書館をフル活用
- 兄弟間でのお下がり活用
ぶっちゃけ、月6千円の追加負担で3人の教育費が準備できるなんて、希望が持てませんか?
「子ども3人なんて経済的に無理」という思い込みを捨てて、まずは児童手当専用口座を作ることから始めてみてください。10年後、「あの時始めてよかった」と必ず思えるはずです。
(執筆者:あおちゃん)