「子どもに料理をお手伝いしてもらいたいけど、何歳から始められる?」そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
子どものお手伝いにはたくさんのメリットがありますが、一方で「どこまで任せていいの?」「危ないのでは?」と心配になることもありますよね。
この記事では、料理のお手伝いは何歳から始められるのかを中心に、年齢別のおすすめ内容や楽しく続けるためのコツ、挑戦しやすい簡単メニューまでをご紹介します。
「料理のお手伝いを通して、子どもの成長や発達をサポートしたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
料理のお手伝いは何歳から?始める前に押さえたい基本情報

子どもに料理のお手伝いをしてもらう場合、まずは料理のお手伝いを始める年齢の目安や、メリット・デメリットを知ることが大切です。
事前にお手伝いのポイントを押さえることで、大人も子どもも安心して楽しくスタートできます。
料理のお手伝いは何歳から始められる?
一般的に料理のお手伝いは1歳半~2歳頃から始められるとされていますが、0歳でも挑戦できるお手伝いもあります。
はじめは簡単で、ケガの心配が少ない安全な作業から挑戦してみると良いでしょう。ただし、子どもの発達には個人差があるため、無理に始める必要はありません。
「興味を持ちはじめたタイミング」が、お子さんのベストなスタート時期。
大人が料理するところと見せるなどして料理に興味をもつきっかけを作りながら、お子さんの「やりたい!」タイミングが来るまで温かく見守ることも大切です。
料理のお手伝いをしてもらうメリット
子どもが料理にチャレンジすることは、以下のようなメリットがあります。
・食べ物への興味や理解が深まる
・自分で作る楽しさを実感できる
・達成感を味わえる
・集中力や手先の器用さが養われる
・親子のコミュニケーションが増える
特に食べる量が少ない、苦手な食材が多いお子さんは、意識してお手伝いの機会を作っていくのもおすすめです。
自分が調理に関わることで「食べてみたい」気持ちになりやすく、食べる量が増える・苦手食材を克服しやすくなる傾向があります。
料理のお手伝いをしてもらうデメリット
一方で、料理のお手伝いにはデメリットもあります。
・作業に時間がかかる
・キッチンが散らかり、汚れる
・火や刃物などの安全面の不安
・親がイライラしてしまうケースもある
大人にとっては「当たり前にできること」でも、子どもにとっては初めての挑戦です。思い通りに進まず、失敗することも少なくありません。
お手伝いの習慣を育むには、最初は「うまくいくこと」よりも「経験を重ねること」自体を目的にするなど、大人が前向きにサポートできるよう工夫することも大切です。
料理のお手伝いは何歳からできる?おすすめを年齢別に紹介

料理のお手伝いは、子どもの発達に合わせて段階的に取り入れるのがポイントです。
「何歳から何ができるの?」という疑問を持つ方のために、0〜3歳におすすめのお手伝いを年齢別にご紹介します。
0~3歳におすすめ!料理のお手伝い早見表
年齢 | 内容 | 注意点 |
---|---|---|
0歳~ | ・調理中の作業を見る ・食材に触れる | ・安全な場所で行う ・食材に触れている際に口に入れないように注意 ・「これは人参」「野菜を洗うよ」など実況中継しながら |
1歳~ | ・さく ・野菜などを洗う ・のりやレタスをちぎる | ・しめじなどのきのこ類が挑戦しやすい ・水の使いすぎを防ぐため、ボウルに水を張って挑戦すると◎ ・難しそうであればお手本を見せる |
2歳~ | ・むく ・混ぜる ・卵をとく | ・玉ねぎやバナナ、とうもろこしなど ・調味料を合わせたりホットケーキミックスを混ぜるなど ・失敗を防ぐため、大きめのボウルで挑戦すると◎ |
3歳~ | ・ぬる ・たたく ・お米を洗う ・テーブル拭き ・ピーラーでの皮むき | ・パンにバターやジャムをぬる ・きゅうり等をビニール袋に入れめん棒などでたたく ・ボウルとザルを重ねると洗いやすい ・「汚れた場所がなくなるように拭いてね」など具体的に指示 ・子どもが握りやすいサイズのものを準備して |
年齢はあくまでも目安です。参考にしつつ、お子さんの興味や成長に合わせて、取り入れていきましょう。
子どもと一緒に作れる簡単レシピ3選
ここからは、子どもと一緒に挑戦できて失敗しにくく、達成感も味わえるおすすめの簡単レシピを3つご紹介します。
⑴白和え
ビニール袋に豆腐を入れて、子どもに手で握りつぶしてもらう作業がおすすめです。感触を楽しみながら取り組めるので、初めてのお手伝いにもぴったり!
具材となる人参や小松菜、ほうれん草などの野菜は、あらかじめ大人が切って電子レンジでやわらかくしておくとスムーズです。つぶした豆腐に、加熱した野菜を加え、少量の砂糖・しょうゆ・すりごまなどで味つけすれば完成!
とても簡単ですが、自分で作った実感を得やすい達成感のある一品です。
⑵フルーツヨーグルト
バナナなどのフルーツはやわらかくて切りやすいため、包丁デビューにもおすすめのメニューです。小さめの包丁や、子ども用のプラスチック包丁を使って、安心してチャレンジできます。
おやつにもぴったりなメニューなので「ごはん作り中はゆっくりお手伝いさせてあげられない…」というご家庭でも、取り入れやすいのが嬉しいポイント。
好みや旬に合わせて入れる果物を変えられるので、飽きずに楽しめる点も魅力です。
⑶ホットケーキ
材料をボウルに入れて混ぜる、焼く工程を手伝ってもらうなど、子どもの年齢や発達に合わせて難易度を調整しやすいお手伝いです。
混ぜるだけでも十分な達成感が得られるので、初めてのお手伝いにもぴったり。ホットケーキミックスを使えば失敗しにくく、手軽に作れる点も嬉しいですね。
また、ミックスを使えるようになると、マフィンや蒸しパンなど、作れるメニューが一気に広がるのも魅力です。
できあがったホットケーキに、果物やヨーグルト、ジャムをトッピングして楽しむのも楽しいでしょう。
料理のお手伝いは何歳からでもOK!楽しく続けるコツとは

せっかくお手伝いを始めても、進め方によっては苦手意識が強くなり、やりたがらなくなってしまうケースもあります。
ここでは、子どもが楽しく前向きに料理のお手伝いに関われるよう、4つのポイントをご紹介します。
失敗しても責めない
子どもがお手伝い中に失敗してしまうと、つい「こぼさないで!」「何やってるの!」と口にしてしまいがち。
でも、料理に対してネガティブなイメージを持つ経験が重なると、次への意欲を失ってしまうかもしれません。
大切なのは「次はどうしようか?」「どうすればうまくいくかな?」と、一緒に考える姿勢です。子どもが安心して挑戦できるよう、失敗も含めて前向きな体験にしていきましょう。
失敗して当たり前という気持ちで接するためにも、お手伝いは時間に余裕のあるときにお願いするのがおすすめです。焦りが少ない環境で取り組むことで、親子ともに気持ちよく進めやすくなります。
完璧は求めずに
お手伝いはたとえ不格好でも、時間がかかっても、子どもなりに一生懸命取り組んでいることが一番の価値です。
ハンバーグの形がいびつだったり、切った野菜の大きさが不揃いだったとしても「ありがとう」「助かったよ!」「一緒に料理が作れて嬉しいな」といった前向きな言葉かけが、子どものやる気を大きく引き出します。
子どものお手伝いは、特に最初はクオリティにはこだわらないことが大切です。
どうしても修正したい部分がある場合は、子どもから見えない場所・タイミングでさりげなくフォローしましょう。
子どもの気持ちを大切にする
子どもの気分はコロコロ変わるもの。昨日は「やりたい!」と言ったお手伝いも、「今日はやりたくない」と言うかもしれません。
また、「やりたい!」と言って始めたのに、3分ほど経つと「もうおしまーい!」とやめてしまうケースもあります。
つい「今日もやろう」「最後まで!」などと言いたくなりますが、無理にやらせるとお手伝いが嫌なものとして記憶に残ってしまうかもしれません。
「ありがとう」「また今度お願いね」「○○くんと一緒に料理ができて楽しかったよ」といったポジティブな声かけで、次のお手伝いの機会につなげましょう。
料理のお手伝いを習慣にする工夫
たとえば、「夕ご飯の前は〇〇ちゃんの出番だよ!」など、毎日の流れの中にお手伝いを自然に組み込むのもおすすめです。日々の習慣にすることで、子どもが自分で見通しを持って行動しやすくなります。
また、週に1回程度「お手伝いデー」を作るのも効果的です。ゲームが好きなお子さんであれば、「〇回お手伝いしたらシールがもらえる」といったごほうび要素を取り入れる方法も良いでしょう。
お子さんの性格や興味に合わせて、楽しみながら続けられる工夫を見つけていくことが、習慣化につながります。
まとめ|料理のお手伝いは何歳からでもOK!今日から始めよう
「料理のお手伝いは何歳から始められるんだろう?」と迷いますが、実は0歳頃からでも始められるものがあります。
もちろん、赤ちゃんの成長は個人差が大きいので、はっきりと「この年齢から」という決まりはありません。
子どもが興味を持ち「やってみたい!」という気持ちを見せたときが、ベストなタイミングであるといえます。
失敗や時間のかかる場面もあるかもしれませんが、それもまた大切な成長の一歩です。今日からぜひ、お子さんと一緒にキッチンに立ってみませんか?
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(執筆者:渡辺 ゆき)