
もうダメかも…
誰かに話を聞いてほしい
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
子どもと過ごすことは愛おしく、かけがえのない時間だけど、ときに孤独で、出口の見えないトンネルのように思えることもありますよね。
頑張りすぎて疲れ果ててしまった時、誰にも言えずモヤモヤしている…
そんなときにこそ、頼っていい相談先があります。
この記事では、公的な窓口や民間サービス、そして意外と身近な存在まで、困ったときの「駆け込み寺」を幅広くご紹介。
「いざというときに、どこに頼ればいいのか分からない」というママのために、保存版リストとしてまとめました。
悩んだ時の参考にしてくださいね。
行政が用意している相談窓口
子ども誰でも通園(こども誰でも通園制度)
「保育園に入れていないけど、ちょっとだけ預けたい…」というときに頼れるのが「子ども誰でも通園」です。
2024年から全国的に始まったこの制度では、保育所や認定こども園などで、誰でも・短時間だけでも子どもを預けられる仕組みが整いつつあります。
利用できるケースは以下のような場合↓
- 在宅育児中だけど、一時的にリフレッシュしたい
- 通院や面接などで一時的に預けたい
- 下の子の出産や体調不良時に手が足りないとき
【利用の流れ】
- お住まいの市区町村により対応が異なるため、まずは「子育て支援課」や「保育課」に相談を
- 事前登録・面談が必要な自治体もあり
- 利用料金は1時間数百円〜が一般的(無料のところもあり)
子どもを預けられると思うだけでも、心に余裕ができますよね。
ちょっとしたひとり時間を作ることができますよ。
子育て世代包括支援センター
妊娠期から育児期まで、一貫してサポートしてくれるのが「子育て世代包括支援センター」です。
母子健康手帳の交付を行うなどして支援している場所です。
多くは保健センター内や市役所にあり、助産師・保健師などの専門職が常駐。
困ったときに無料で相談できる頼もしい存在です。
子育て世代包括支援センターでできることは以下の3つ。
- 育児に関する不安の相談(授乳・寝かしつけ・育児疲れなど)
- 精神的な不調の相談(育児うつ、孤独感など)
- 必要に応じて専門機関への紹介や同行支援も
【利用方法】
市区町村の子育て相談窓口
各市区町村には、さまざまな育児支援の窓口があります。
名称は「子育て支援センター」「子育てなんでも相談」「家庭児童相談室」など自治体によって異なりますが、親身に相談を受け付けてくれます。
主な相談内容は以下の3つ。
- 子どもの発達や行動に関する悩み
- 一時保育、ファミリー・サポート・センターの案内
- 家庭環境や経済的困窮による育児負担の相談
「こんなことで相談していいのかな?」と思わず、まずは声をかけてみてください。
小さな不安も、きちんと向き合ってくれますよ。
民間サービス
家事代行・ベビーシッターサービス
「もう家のことまで手が回らない…」
「少しでも寝たい」
そんなときは、家事代行やベビーシッターに頼るのも一つの方法です。
最近は1回、数千円でスポット利用できるサービスも増えており、必要なときだけ利用する人も増えています。
代表的なサービス内容は以下。
- 掃除・洗濯・料理の家事代行
- 子どもの見守り・遊び相手・送迎補助
- 保育士・看護師資格を持つスタッフの派遣も可
【利用時のコツ】
誰かに頼ることは最初は勇気がいりますよね。
しかし、使ってみると「もっと早く頼ればよかった」という人が多いため、一度検討してみてはいかがでしょうか。
オンライン育児相談・カウンセリング
近くに相談できる人がいない、外出も難しい・・・。
そんなときはオンラインでの育児相談が心強い味方に。
スマホひとつで、専門家と1対1で話せるサービスが人気です。
以下のような相談ができます。
- 子どもの発達・癇癪・睡眠など育児の悩み
- 夫婦関係や孤独感といった心の不調
- 子育てうつ・自己肯定感の低下などメンタル面も対応
【主なサービス】
保活・育児コミュニティアプリ
ママ同士のリアルな声が見られるアプリも、忙しいママにとって大切な「駆け込み寺」になります。
匿名で相談・投稿できるのも安心ポイント。
【代表的なアプリ】
- ママリ:24時間いつでも質問・悩み相談OK
- ままのて:妊娠〜育児の基礎情報がまとまっている
- ninaru:育児日記や体調管理機能付き
「私だけじゃない」と思えるだけで、救われることもありますよ。
夜中にアプリを見るのが心の支えになっているというママもいます。
身近にいる助けてくれる人
「なんだか限界かも…」
そんなとき、意外と近くに助けてくれる人がいます。
例えば…
- ママ友や先輩ママ
- 両親や義両親
- 近所の人
園や公園で顔を合わせるママ友に、「最近どう?」と一言声をかけてみるだけでも、ふっと心が軽くなることも。
深い話をしなくてもいいんです。
ただ誰かと話すだけで、「私だけじゃないんだ」と思えて、気持ちがラクになることってありますよ。
また、実家や義実家に頼ることにためらいを感じるママも多いかもしれません。
でも、「2時間だけ子どもを見てほしい」「洗濯物だけ手伝ってもらえると助かる」と、具体的で小さなお願いから始めてみると、案外すんなり助けてもらえることも。
頼ることは甘えではありません。
小さなことから関わりをもってみるのも一つの方法です!
まとめ
今回は、公的な窓口や民間サービス、そして意外と身近な存在まで、困ったときの「駆け込み寺」を紹介しました。
育児は毎日の繰り返しのなかで、ふとした瞬間に孤独や不安が押し寄せてくることがありますよね。
でも、あなたが「ちょっとつらいな」「誰かに話を聞いてほしいな」と思ったとき、頼れる場所や人はたくさんあります。
完璧に、もっと頑張らなきゃと思ってしまいがちですが「助けて」と言っていいんです。
育児に正解はありません。
でも、誰かの手を借りることで、きっと少しずつ心が軽くなりますよ。
辛くなったら、この記事を参考にしてみてくださいね。
(執筆者:yama.246)