「35歳を過ぎての妊娠・出産は難しい?」
そう感じている女性は少なくありません。
でも実は、多くの芸能人が35歳以降に妊娠・出産を経験しています。
今回は、高齢出産した芸能人をまとめるとともに、そんな“勇気をくれる存在”としての芸能人たちの実例を紹介しつつ、高齢出産を前向きに考えるヒントをお届けします。
◆35歳からの出産はもう特別じゃない!

近年、日本の女性が出産する年齢は上昇傾向にあり、35歳以上の「高齢出産」の割合は年々増えています。
これは、女性の社会進出が進み、キャリアを積んでからの出産を選択する方が増えたこと、晩婚化などが背景にあると言われています。
厚生労働省の統計によると、2023年の初産年齢の平均は31.2歳に上昇し、35歳以上の出産は全体の約28%を占めるまでになっています。もはや、35歳以上での出産は、決して特別なことではありません。
2024年の出生数が人口動態統計(概数値)で68万6061人となり、1899年(明治32年)以降で過去最少を記録したことは既に報じられているが、年齢別出生数において、20代前半(20-24歳)より40代前半(40-44歳)の出生数の方が上回ったという事実がSNSなどで話題となった。具体的には、20-24歳出生数4万2754人に対し、40-44歳が4万3463人で、40代前半の出生数が20代前半のそれを逆転したのも初めてである。
YahooJAPANニュースより引用
この傾向は、華やかな芸能界でも例外ではありません。むしろ、テレビや雑誌で活躍するたくさんの有名人の方々も、30代後半や40代、さらには50代で出産を経験し、日々子育てに奮闘しています。
彼女たちの姿は、「私だけじゃないんだ」「私も大丈夫!」と、私たちに大きな勇気を与えてくれるはずです。
◆この人も!?35歳以上で出産した芸能人まとめ

ここでは、35歳以上での出産、いわゆる高齢出産を経験した一部の有名人の方々を、出産時の年齢とともにご紹介します。
芸能人名 | 出産時の年齢 |
水野美紀 | 43歳 |
田中美佐子 | 43歳 |
浜崎あゆみ | 41歳 |
平野ノラ | 42歳 |
相田翔子 | 41歳 |
華原朋美 | 45歳 |
ビビアン・スー | 40歳 |
坂井真紀 | 41歳 |
杉山愛 | 40歳 |
虻川美穂子 | 40歳 |
橋本マナミ | 35歳 |
大堀恵 | 41歳 |
高橋真麻 | 38歳 |
黒木瞳 | 42歳 |
川田裕美 | 36歳 |
辺見えみり | 36歳 |
遠藤久美子 | 37歳 |
戸田菜穂 | 39歳 |
笛木優子 | 40歳 |
MAXのNANA | 43歳 |
金田朋子 | 44歳 |
キンタロー。 | 38歳 |
坂上みき | 53歳 |
野田聖子 | 50歳 |
ジャネット・ジャクソン | 50歳 |
木村文乃 | 35歳 |
上原さくら | 43歳 |
石原さとみ | 35歳 |
宮崎宣子 | 44歳 |
だいたひかる | 45歳 |
山田花子 | 37歳 |
松たか子 | 37歳 |
永作博美 | 39歳 |
中澤裕子 | 39歳 |
滝川クリステル | 42歳 |
菊川怜 | 41歳 |
「え?この人も高齢出産だったの?」と、驚いた人もいるかも知れませんね。
このように、年齢を重ねてから妊娠・出産という選択をする芸能人は数多く、その出産方法も自然分娩から無痛分娩、帝王切開と様々です。
大切なのは、それぞれの母子の状況に合わせて、最適な方法を選び、安心して出産に臨むことではないでしょうか?。
彼女たちの姿は、私たちに「自分のペースで大丈夫なんだ」という、何よりの勇気を与えてくれるはずです。
◆芸能人が語る!高齢出産体験談・エピソード
「年齢」という大きな壁を越えて出産を経験した芸能人たちのリアルな言葉には、思わず背中を押されるような気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、実際に高齢出産を経験した芸能人のエピソードをご紹介します。
■ 大堀恵さん(41歳で第2子を出産)
元AKB48・SDN48メンバーの大堀恵さんは、41歳で第2子を出産。不妊治療を経ての出産でした。
たまひよより引用 「39歳10ヶ月、駆け込みで不妊治療外来へ…」
そう語るほど、妊活には時間と葛藤があったそうです。医師から「40歳未満のうちに治療を開始すれば助成制度が利用できる」とアドバイスされ、決断を後押しされたといいます。
治療中も決して楽ではなく、つわりや骨盤痛など体調の不調と向き合いながらの妊娠生活。
ですが、家族のサポートと「子どもに会いたい」という気持ちが力となり、前向きに乗り越えられたと語っています。
■ だいたひかるさん(45歳で第1子を出産)
乳がんを乗り越え、45歳で母になったお笑い芸人・だいたひかるさん。
「高齢出産して思うのは、諦めなくてよかった」
ABEMATimesより引用
自身の公式ブログでそう語る彼女は、年齢的なリスクを冷静に受け止めながらも、妊娠・出産の一つひとつの出来事に深い意味を感じたといいます。
「子供にとっては、親が若い方が良いとは思います」と自身の考えを明かしてくれただいたさん。“若い親”というのは叶えてあげられなかったけれど、年齢を補える物や事を残して、自分の人生を楽しんで貰いたい、という気持ちも語ってくれています。
■ 菊川怜さん(41歳から3児を出産)
女優・タレントとして活躍する菊川怜さんは、3人の子ども全員を40代で出産。3児のシングルマザーである現在も、育児と仕事を両立させながら前向きに歩んでいます。
YahooJAPANニュースより引用
菊川さん、実は流産も経験していて、「安定期を過ぎてもずっと神経質だった」と、常にリスクを意識しながらの妊娠生活だったことを語ってくれています。
第1子の出産時には「常位胎盤早期剥離」という重篤なトラブルに見舞われ、2リットル近い出血があったといいます。
命がけの経験を経てもなお、子どもたちと過ごす日々を大切にしている姿は、多くの女性に勇気を与えています。
■ 遠藤久美子さん(41歳で第2子を出産)
41歳で第2子を出産した女優・遠藤久美子さん。高齢での出産に対する不安があったものの、母親の言葉が背中を押してくれたそうです。
最初の出産が38歳の時。いわゆる高齢出産だったので、無事出産できるのか不安で仕方がなくて。私の母は私を含めて5人の子供を産んでいて、姉は4人産んでいるので、もちろん不安を打ち明けました。でも、姉には「私のケースが久美子のケースにあてはまるかわからないからねぇ」と言われ、母に至っては「とにかく黙って産みなさい」と(笑)。あの時の私には言葉が重すぎてあまり理解できていなかったのですが、いざ分娩台に乗って陣痛がきた時、これか!と。恐怖に慄きながらも「喚かない、叫ばない、黙って産む!」と必死に念じました。
美stより引用
「とにかく黙って産みなさい」という母の言葉が、いざ分娩時に心の支えとなり、冷静に出産に臨めたと語っていますよ。
■ 水野美紀さん(43歳で第1子を出産)
女優・水野美紀さんは、43歳で第一子を出産。妊娠・出産・育児に対して独自の視点を持ち、率直に語る姿が注目を集めました。
「10年前に子どもを産んでいたらと思うとゾッとする」
文春オンラインより引用
「10年前に子どもを産んでいたらと思うとゾットする」というコメントからは、年齢を重ねてからこそ感じる心の成熟や余裕が垣間見えます。
夫との協力体制や、自分のペースでの子育てを重視する彼女のスタイルは、同じく高齢で出産を考える女性たちの心強いロールモデルとなっています。
高齢出産にはリスクもありますが、それを乗り越えた芸能人たちの言葉には「年齢に縛られない人生」への勇気と希望が詰まっています。
体験談からは「焦らなくていい」「自分のタイミングでいい」と背中を押されるような安心感が得られますよね。
◆高齢出産のリスクって本当に怖い?

「35歳以上は高齢出産」と聞くと、どうしても“リスクが高い”という言葉が頭をよぎりますよね。
たしかに妊娠・出産において、年齢を重ねると体力面や合併症のリスクが高まる傾向はあります。
例えば、妊娠率の低下、流産率の上昇、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクなどが知られています。
下記は各年代別の自然妊娠率(1周期あたり)と流産率を表にまとめたものです。
年齢 | 自然妊娠率(1周期あたり) | 流産率 |
---|---|---|
20代後半 | 約20〜25% | 約10% |
30〜34歳 | 約15〜20% | 約15% |
35〜39歳 | 約10〜15% | 約20% |
40〜44歳 | 約5〜10% | 約35〜40% |
※妊娠率は主に自然妊娠における1周期あたりの目安
※流産率は妊娠確認後の自然流産率
この表からもわかるように、確かに年齢が上がるにつれて自然妊娠率は落ち、流産率は高くなってしまいます。これらは確かに「高齢出産によるリスク」と言えるかも知れません。
しかし、“リスクがある=妊娠できない”というわけではありません。
むしろ近年では、医学の進歩やサポート体制の充実により、40代での出産も十分に現実的な選択肢となっています。
芸能人でも、40代で第一子・第二子を出産された方が増えており、無事に出産を迎えた体験談も多く語られています。
また、年齢にともなう“心のゆとり”や“ライフスタイルの安定”が、育児の強みとなっている例も多いんです。
高齢出産を経験した芸能人の方々が口を揃えて言うのは、
「年齢にこだわらず、自分にとってのベストなタイミングで子どもを迎えられたことが、本当に良かった」
ということ。
リスクだけにとらわれすぎず、“今の自分”の体調や気持ちを大切にすることが、なにより大事なのかもしれませんね。
◆高齢出産に対応した医療体制・支援制度も充実してきている!

先程も少しお伝えしましたが、近年では高齢出産・高齢妊娠のリスクに対応して、多くのクリニックや病院で高齢妊娠に特化した診療体制が整ってきています。
また、高額になりがちな不妊治療には、自治体や国の支援制度が利用できます。
高齢出産は「リスク」ではなく「選択のひとつ」に!
年齢を重ねたからこそ得られる心の余裕や人生経験は、子育てにおいて大きな力になります。
「何歳だから不安」ではなく、「何歳でも準備ができる」「支えてくれる制度がある」という視点に切り替えることで、前向きに妊娠・出産を考えられるのではないでしょうか。
◆高齢出産した芸能人から学ぶ!前向きに妊娠・出産を考えるヒント

「35歳を過ぎたら妊娠・出産は難しいのかも…」そんな風に感じてしまうこともあるかもしれません。
ですが、芸能人たちの体験から見えてくるのは、「年齢に縛られない、自分らしい選択」があるということ。ここでは、そんな前向きな妊娠・出産のヒントをご紹介します。
♢「自分のペースで準備していい」
人と比べない、自分だけのペースで。そう気づかせてくれるのは彼女たちの声です。
💡だいたひかるさん(乳がん治療後・高齢出産)
「子どもが授かれて本当に良かった。何歳であっても、命ってありがたい。諦めないでよかった」
(公式ブログより)
だいたさんは、乳がん治療を経て40代での出産を経験されました。「人生の流れに身を任せて、自分のタイミングで動いてよかった」と語っています。
💡水野美紀さん(43歳で第1子出産)
「10年前に出産していたら、今ほど育児に向き合えなかったかも。年齢を重ねた“今”でよかった」
(エッセイより)
焦るのではなく、今の自分にできる準備を少しずつ。そんな前向きな姿勢に、共感の声が集まっています。
♢「情報を集めて、選択肢を広げよう」
出産には年齢に応じたリスクもありますが、逆に「知っておくことで安心できる」こともたくさんあります。
💡大堀恵さん(39歳から不妊治療開始)
「“40歳未満”の助成制度のことを知らなければ、きっと始められなかった」
(たまひよインタビューより)
大堀さんは医師との対話や制度の調査を通じて、自分に合った不妊治療を選び、41歳で第2子を出産。「情報を知ることがきっかけになった」と語っていますよ。
現在、体外受精や顕微授精も保険適用されており、以前よりも気軽に治療に踏み出せるようになっています。
♢「相談できる場を持つことが第一歩」
妊娠・出産についての悩みを、一人で抱え込まないこともとても大切です。芸能人たちも、家族や医師、そしてSNSのつながりなどから多くの支えを得ています。
💡遠藤久美子さん(41歳で第2子出産)
「母に言われた“とにかく黙って産みなさい”が、出産の瞬間、すっと胸に落ちた」
(美stインタビューより)
家族や身近な人の言葉が、心の支えになるというのがよくわかるエピソードですよね。
💡菊川怜さん(40代で3人出産)
「流産を経験していたので、安定期を過ぎてもずっと神経質でした。でも、信頼できる医師がいてくれて救われました」
(テレビ番組『上田と女がDEEPに吠える夜』より)
安心できる医療機関やカウンセリング窓口に相談することは、不安を減らす第一歩です。誰かと話すことで、気持ちが整理されることってありますよね。
❤「私にもできるかも」そう思えたら、それがはじまり。
芸能人のリアルな声から見えてくるのは、「完璧じゃなくていい」「遅くてもいい」「自分のタイミングでいい」ということ。
もし今、少しでも「妊娠・出産のことを考えてみようかな」と思っているなら、それはとても大きな一歩かも知れません。
選択肢を知って、信頼できる人に相談して、自分に合ったタイミングで、ゆっくりと歩き出してみてくださいね。
◆まとめ|年齢にとらわれず、「私のタイミング」で考える妊娠・出産

「35歳以上は高齢出産」そんな言葉を聞くと、最初は不安を感じるかもしれません。
でも今回ご紹介した芸能人の方々のように、年齢にとらわれず、自分らしく妊娠・出産と向き合っている人たちの姿には、高齢出産に対する前向きなヒントがたくさん詰まっていたのではないでしょうか。
▪️不妊治療に挑戦し、思い通りにいかない中でもあきらめなかった人。
▪️体の変化やリスクに向き合いながら、家族の支えを受けて出産を乗り越えた人。
▪️「年齢はただの数字」と言わんばかりに、自分のペースで育児を楽しんでいる人。
悩みながらも一歩ずつ、自分の気持ちに正直に選択してきたことが伺えますよね。
いまは、医療の進歩や支援制度の充実によって、40代での妊娠・出産も、決してめずらしいことではなくなっています。
35歳以上の妊娠・出産について、年齢やリスクのことだけにとらわれず、自分の人生や価値観に合った「納得のいく選択」を大切にしていってくださいね。
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(執筆者:yuffy)