「えっ、パパ痩せたよね!?」と久しぶりに会った人に毎回驚かれるようになりました。
実は我が家のパパ、フィットボクシングと食事制限で25キロのダイエットに成功したんです。
結婚9年目、色々なダイエットに挑戦し、挫折する夫を何度も見てきた妻である私は、もう夫にはダイエットは無理だとあきらめていました。
育児中・仕事もある中でどうやって続けられたのか?
そして、ママである私と2人の娘たちがどう支えていたのか?
今回は、家族で乗り越えた健康改革として、我が家のリアルをお届けします。
きっかけは「このままじゃまずい」健康診断の結果
夫が本気のダイエットを始めたきっかけは、職場の健康診断でした。
毎年のように入っている要精密検査の赤い紙。もちろん去年ももれなく入っていました。
二人目も生まれるタイミングだったことから、妻である私が「念のため行って来たら…?」と勧め、嫌々ながら近所の内科に精密検査に行くことに。
そこで、医者に驚きの一言を告げられたのです。
「あなた、このままじゃ早死にしますね。え?これから二人目も生まれるって?…奥さん、お子さん、可哀そうに。死んで路頭に迷わせることになりますね。」

このキツイ一言が心に突き刺さった夫は、“本気の”ダイエットをついに決意。体重は、当時100㎏を超えていました。
フィットボクシングを毎日30分|続いた理由は「育児リズムに組み込んだ」から
では、どうやって痩せるか。はじめは、やみくもに走ったり、無茶な食事制限をしようとして、結局挫折してしまいました。不貞腐れてニンテンドーSwitchでゲームをしていた時に、新発売のゲームの広告を見つけたのです。それは、「フィットボクシング」。
「フィットボクシング」とは、画面に出てくるキャラクターの動きと音楽に合わせてシャドーボクシングをするゲーム。「ちょっとこれ、やってみようかな。」と、お試し版をプレイしはじめることに。
お試し版をやり始めてから1週間経ったころ、「頑張って毎日やるから、買ってもいい?」と夫。今回は続きそうだと思ったのと、私もやってみたいな、と思ったので、「いいよ。」と二つ返事で許可しました。
それからというもの、しっかり毎日取り組んでいました。早起きできた日は朝に、朝できなかった日は仕事後の夜に。プレイ時間は特に決めませんでしたが、忙しい日でも「1日1回は絶対にやる」と決めて取り組んでいました。そして、やり始めると楽しくなってくるようで、長い日は30分以上プレイしていることもありました。
毎日プレイしているとレベルが上がって新しい音楽やキャラクターの衣装をゲットできたり、キャラクターとの仲が深まっていったりするのも楽しかったようです。
そしてプレイし始めてから2か月後…100㎏から85㎏に、15キロの減量に成功したのです。
食事改革も同時に!
フィットボクシングで痩せ始めた夫は、食事改革も同時に行うことにしました。
具体的には、
- 揚げ物等の脂質は極力カット
- 鶏むね肉など高たんぱくの食事
- おやつは食べてもいいが、低脂質のもの中心に→食べたらフィットボクシング
- 食べ過ぎた日の翌日は朝プロテインのみ

特に、低脂質、高たんぱくの食事を徹底しました。鶏むね肉や魚中心の食事に切り替え、野菜も多めに。食べたものは毎日「あすけん」というアプリで記録していました。そうすることで、カロリーをしっかり管理し、食べ過ぎたときも調整できるようです。
食事に気を付けることで、痩せ始めたのはもちろん、
- 胃もたれが減った
- 健康を第一に考えるので暴飲暴食しなくなった
- 朝すっきり起きられるようになった
- 体が軽く感じられるようになった
と、良い効果がたくさん目に見え始めました。そうすることで、さらに痩せていく好循環が生まれたのです。
停滞期を乗り越え、100㎏→75㎏のダイエットに成功!
何度か、体重が落ちなくなる「停滞期」を迎え、「全然減らない…」と嘆いている時もありましたが、食事改善とフィットボクシングは必ず毎日続けていたところ、停滞期を抜けて体重がまた落ち始めました。
そんなことを何度か繰り返し、ついに100㎏から75㎏に。25㎏のダイエットに成功したのです。
25㎏痩せた後、健康診断の精密検査でキツイ忠告を受けた内科に、もう一度行き各数値をチェックしてもらったところ…
なんと、全ての数値が正常になっていました!
特に、尿酸値と肝機能がかなり悪かったのですが、すっかり正常値に。医師からも、「よく頑張ったね。これをキープしなさい。」とお墨付きをもらったそうです。
ダイエットが家族にもたらした“プチ変化”
当時は、私もちょうど次女を出産したばかりで授乳のため食事に気を付けたい時だったので、低脂質高たんぱくの食事は大歓迎でした。よりバランスのとれた食事に変えたことは、子どもの成長にもつながっていたと思います。
夫が運動を継続するようになったことで、体力もつき、子どもとの外出にも積極的になりました。
そしてなにより驚いたのは、「見た目」への意識が変わったこと。
以前は髪がボサボサでも私が何度もお願いしないと床屋に行かなかった夫が、自分から髪型やスキンケアを気にするように!
そんなパパの変化に、5歳の長女もひとこと。
「パパ、カッコよくなったよね!」
嬉しそうに話す娘の姿に、私も思わず笑ってしまいました。

夫が真剣にダイエットに取り組んだことで、家族全体が健康について考えるようになりました。
結果として、家族の会話や関わり方もよりポジティブに。
現在は、私が産後ダイエットの一環として、毎日フィットボクシングをプレイ中!
夫の姿に刺激を受けながら、私もコツコツと続けていくつもりです。
まとめ|パパの努力が家族を変えた
25キロもの減量は、決して一朝一夕でできたことではありません。
健康診断での衝撃的な一言をきっかけに、夫は「運動」と「食事」を毎日コツコツ続けた結果、見事に体型も生活も大きく変わりました。
そしてその変化は、本人だけでなく、家族全体のライフスタイルや意識をも変えるきっかけになったのです。
- 栄養バランスの整った食事が、家族の健康を底上げ
- 運動習慣ができたことで、家族のお出かけもより楽しく
- 子どもも「パパすごい!」と喜び、家族の会話が明るくなった
夫の挑戦を間近で見て、「続けることで人はここまで変われるんだ」と実感しました。
今度は私自身が産後ダイエットに挑戦中。夫の頑張りが、家族の健康意識を高める“良い連鎖”を生んでいます。
(執筆者:AKKA)