赤ちゃんがハイハイを始めると、「そろそろ公園に連れていきたいな」と思うパパやママも多いですよね。
でも、まだ歩けない時期に外で遊ばせるとなると、服装や安全、衛生面について不安や迷いが出てくるものです。
そこでこの記事では
- ハイハイ期でも公園デビューしていいのか?リアルな悩みとその背景
- 季節別に使える「動きやすくて安全」な外遊び服の選び方
- 膝の擦れ・汚れ・虫・冷えを防ぐ具体的な工夫
- 実際のママたちの体験談から学ぶ“失敗しない外遊びの工夫”
など、ハイハイ期の赤ちゃんを公園に下ろすときに役立つ服の選び方と工夫を、実際のママ・パパの体験談も交えて詳しくご紹介します。
0歳後半から1歳前後のお子さんを持つご家庭に、今日から役立つ内容をまとめました!
ハイハイ期でも外遊びしていいの?迷うママのリアルな悩み

「まだ歩けないのに、公園で下ろしていいのかな?」と悩む声はとても多いものです。まずは、ハイハイ外遊びにまつわる主な不安を整理してみました。
擦りむけ・汚れの心配
地面に直接触れることが多いハイハイ期は、服や肌への影響が大きい時期です。
- 芝や砂場でハイハイすると膝や手の甲が赤く擦れてしまう
- 袖口や裾が真っ黒になり、お気に入りの服がすぐ傷んでしまう
こうした小さな傷や汚れは「成長の証」でもありますが、日常的に続くとママパパのストレスにもつながります。
季節ごとのリスク
外遊びは季節によって環境が大きく変わるため、服装での調整が必要です。
- 夏:暑さによる熱中症リスク、肌を出したときの虫刺されの不安
- 秋冬:体が冷えやすく、体調を崩しやすい
気候に合わせて「どこまで肌を出すか」は毎回悩みどころですよね。
衛生と洗濯の悩み
遊んだあとの服の扱いも大きなストレスになります。
- 芝や土に潜むダニや花粉を家に持ち帰ってしまう不安
- 泥汚れが落ちにくく、シミになってしまう
特に秋冬は外遊びの頻度が増えるので、洗濯負担はさらに大きく感じやすく、「外遊びが億劫」というママもいらっしゃいます。
動きやすさと防御力のバランス
服を選ぶとき、多くの親が悩むのが「動きやすさ」と「防御力」の両立です。
- 厚手の服は丈夫だが動きにくく、赤ちゃんが嫌がる場合も
- 薄手の服は動きやすいが破けやすく、擦り傷も増えやすい
どちらに偏っても困るため、バランス感覚が必要。そのため、毎回服装に悩むママもいます。
周囲の目線
意外に多いのが「周りの目が気になる」という声です。
- 公園ではハイハイの赤ちゃんをあまり見かけない
- 「下ろして大丈夫なの?」と見られている気がして気まずい
外遊び自体は良いことなのに、周囲の視線が心理的なブレーキになるケースもあります。
このように、ハイハイ期の外遊びには多くの課題があります。けれど、服装や工夫次第で大半は軽減できるもの。次の章では、具体的な服の選び方を見ていきましょう。
安全に遊べる!ハイハイ外遊び服の選び方と工夫

服装選びのポイントは「全部を守ろうとせず、必要な部分を重点的に守る」ことです。動きやすさを残しながら、擦れや虫などを防ぐ工夫を取り入れましょう。
基本の服装ルール
ハイハイ期の服選びは、体の動きにフィットしながら露出を減らすのがポイントです。基本は「ロンパース+長ズボン」で、お腹や膝の露出を減らすスタイルがおすすめです。
- 上:股下スナップ付きボディ(ロンパース)でお腹のめくれ防止
- 下:ストレッチ性のある長ズボン。膝部分が二重布やパッド入りだと安心
- 袖・裾:リブ仕様でズリ上がりを防止
- 小物:つば広ハット、フィンガーレス手袋、ソックスシューズ
特にフィンガーレス手袋は「手の甲の擦れを防ぎつつ、指先の感覚を残せる」と実際に使ったママから好評の声もありました。
季節別のおすすめコーデ
季節によって適した組み合わせを変えると、快適さと安全性を両立できます。
- 夏:半袖ボディ+薄手長ズボン+軽い膝パッド
- 春秋:長袖ボディ+標準の厚さの生地のパンツ+薄手のウィンドブレーカー
- 冬:発熱インナー+フリースボディ+防風アウター
「夏は通気性」「冬は防風+重ね着」で調整するのがポイントです。夏や冬は赤ちゃんには厳しい気候ですので、いずれにしても公園の滞在時間は短めを意識してくださいね。
擦れ・虫・日差し対策
肌や体を守るために、服にプラスしてできる工夫もあります。
- 膝や手の甲にワセリンを薄く塗り、擦り傷と砂の付着を防止(夏は蒸れにならないよう注意)
- 虫除けは服にスプレー、肌には最小限
- 日差し対策は帽子+布ガードで、日焼け止めの使用は最小限に
「布で守れる部分は布で、塗るのは最低限」が実践派の合言葉です。
専用アイテム:プレイウェアの活用
公園ママたちに人気なのが「プレイウェア(泥んこ遊び着)」です。普段着の上からサッと着せられる防汚カバーオールで、特に芝生や砂場で大活躍します。
- 普段着がほとんど汚れないので、帰宅後はプレイウェアを脱いで洗うだけ
- 砂や芝が繊維に入り込みにくく、洗濯の負担が激減
- 1000〜2000円程度で買えるので「外遊び制服」として2枚用意してローテーションする家庭も多い
一方で「夏は蒸れて嫌がった」「サイズによって動きにくそう」という声もあるので、主に春・秋・冬向きと考えるのが現実的です。
洗濯をラクにする工夫
外遊び後の片付けを軽くするには、遊び終わりの一手間が効果的です。
- 公園出口で服をパンパンと叩き、玄関前でブラシで払う
- 服はメッシュ袋に入れてそのまま洗濯機へ。砂で排水が詰まるのを防ぐ
- 起毛素材より平らな生地を選ぶと砂が落ちやすい
「外遊び専用に格安ズボンを2本買って、汚れたら即交代」という声もあり、コスパ重視の選び方も現実的です。
服装は「快適さ」と「防御力」のバランスを取りながら、洗濯やケアの工夫で親の負担を軽くするのが理想ですね。
実体験から学ぶ!失敗しない外遊びの工夫まとめ

実際にハイハイ期に外遊びを経験したママたちの声には、役立つ工夫がたくさんあります。成功談も失敗談も、次の外遊びに生かせるヒントになります。
ママたちのリアルボイス
公園デビューを経験したママたちの声を集めると、共感できる体験が見えてきます。
- 「秋冬はズボンが毎日ドロドロ。外遊び専用に1000円以下のパンツを2枚買ったら気楽になった」
- 「プレイウェアを着せたら、服の汚れを気にせず遊ばせられて本当にラク!」
- 「最初は下ろした瞬間に大泣き。でも短時間ずつ繰り返したら、だんだん慣れて遊べるように」
- 「周囲の目が気になったのでプレイウェアを着せることで、“ちゃんと準備してます感”を出した」
リアルな声は「うちも同じ」と共感の安心感を与えてくれますね。
失敗しない工夫リスト
多くの家庭が実践している外遊びの工夫を整理すると、次のようなポイントがあります。
- 初めての外遊びでギャン泣き→遊び方は「短時間挑戦→抱っこ→再び下ろす」を繰り返して徐々に慣らす
- 持ち物は替え靴下・ジッパー袋・ミニブラシ・使い捨ておしぼりを常備
- 草や小石が首元から服に入らないよう、スナップ式よだれカバーを活用
- 映え写真を撮りたい時は、遊び終わりにアウターを羽織らせて撮影。遊ぶ時は機能重視でOK
実践的な小ワザを知っておくと、外遊びへのハードルがぐっと下がります。
親がラクになる工夫
子どもが安心して遊べるようにするためには、親の負担を減らす工夫も大切です。
- 「外遊び制服」を2セット決めて着回すと迷わず洗濯も楽
- 泥汚れは乾いた状態で落とすのが鉄則。水で流す前に払う
- ズボンの膝が薄くなったら補修布で二重にして再利用
小さな工夫を積み重ねることで、毎日の外遊びが無理なく続けられます。
外遊びは「汚れ=失敗」ではなく「探索の証」。そして何より大事なのは、「親が楽しそうに構えていること」。
服や工夫で親の負担を軽くしながら、赤ちゃんにとって大切な体験を安心して楽しませてあげましょう。
まとめ
ハイハイ期の外遊びは、服の汚れや安全面で不安が多いもの。でも工夫を取り入れれば、赤ちゃんの探索意欲を伸ばしつつ、親の負担もぐっと軽くできます。
大切なのは3つ
- 基本は「ロンパース+長ズボン+ポイント防御」で動きやすさと安全を両立
- 季節や地面の状態に合わせて服を柔軟に調整
- 外遊び専用服・プレイウェアを用意して「汚れてもいい」と割り切る
自然に触れ、芝生や砂場で体を動かすことは、赤ちゃんの発達にとって大きな財産です。無理のない範囲で外遊びを取り入れ、楽しい公園デビューを迎えてくださいね。
(執筆者:あい)


