ブログは資産になる? ワンオペママがスキマ時間でコツコツ育てたサイトを売却するまで

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写真:illustAC

「ブログは資産になるって本当?」「ワンオペ育児でまとまった時間もない私にでもできるの?」そんな不安を抱えながら、コツコツ続けてきたブログが“お金になる仕組み”を知りたい人は少なくありません。

頑張っても成果が見えにくいと、「この努力は報われるの?」と感じることもありますよね。

ブログは、正しい方向で育てれば確実に“資産”になります。アクセスや収益の積み上げだけでなく、最終的には“サイト売却”という形で努力を成果に変えることができます。

この記事では、ワンオペママがスキマ時間で育てたブログを実際に売却するまでの、筆者のリアルな体験をもとに、

  • アクセスが少なくても諦める必要がない理由
  • ブログを「努力の証」から「価値ある資産」に変えるまでのプロセス

をわかりやすく解説します。

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ブログは資産になる?アクセスが少なくても諦めなくていい理由

「アクセスが少ないブログに価値なんてない」と感じていませんか?

でも実は、アクセスが少なくても「資産」として評価されるポイントはいくつもあります。

ブログが資産になる3つの理由

ブログが資産になる理由をまとめます。

観点内容
継続性記事は公開後も読まれつづけ、時間とともに価値が積み上がる
再現性過去の努力がデータとして残り、次の運営者にも活用できる
独自性書き手の経験・文体・切り口が、唯一の「付加価値」になる

この3つが揃うことで、たとえ今は成果が出ていなくても、「将来伸びる可能性」として評価されるます。

アクセス数だけでなく「整っているか」が評価される

アクセス数や収益だけでなく、次のような点も買い手が見る重要な要素です。

  • 記事数やカテゴリー構成
  • 内部リンクや見出しの整理
  • サーバー環境・画像管理のしやすさ
  • 放置期間の短さや運営履歴

たとえば、同じ100記事ブログでも、整理されているブログとそうでないブログなら、整理されている方が購入者にとっても魅力的。それだけで運営の手間が省け、買い手にとって価値の高い「土台」になります。

アクセス数が低くてもあきらめる必要はありません。努力の跡や記事の蓄積が、そのままあなたの「資産価値」として評価されるからです。

「どん底ブログ」が売れたリアルな体験談

「もうダメかも」と思ったブログが、思いがけず“お金になる”瞬間を体験しました。

ここでは、筆者が実際に「努力が報われた」と思ったブログ売却のリアルを紹介します。

アクセスが落ちても、ブログは終わりじゃない

長く続けてきたブログも、Googleのアップデートひとつで流れが変わることがあります。

家事育児の合間にコツコツ積み重ねてきたにも関わらずアクセスが激減し、月5万円あった収益がわずか3千円に・・・。

「このまま続けて意味があるの?閉鎖しようかな?」と感じたその時期が、まさに筆者にとっての“どん底期”でした。

ちょうどその時、思いがけないきっかけで知ったのが、「ブログが売れる」という事実。

最初は半信半疑でしたが、「どうせ閉鎖するなら挑戦してみよう」と一歩を踏み出したことが転機になりました。

「こんな状態でも売れるの?」と思ったリアルと驚きの売却額

当時のブログは、以下のような“普通のトレンド雑記ブログ”でした。

項目状況
ジャンルエンタメ・暮らしのトレンド雑記
記事数約600記事(過去の積み上げが武器に)
運営期間1年半(後半放置気味)
最高収益5万円/月
直近収益3千円

決して華やかな成果ではありませんよね。むしろ「売れるわけがない」と思い込んでいたほどでした。

しかし、結果はまさかの15万円で売却成功。「もう終わりだ」と思っていたブログが、“臨時収入”に変わりました。

この経験で気づいたのは、「価値は収益だけで決まらない」ということ。記事の量や構成、テーマの蓄積そのものが、買い手にとっては“時間を買う価値”になります。

見えない努力が“資産”に変わる

アクセスが落ちても、あなたのブログには

  • 記事を書いた時間と労力
  • 試行錯誤の記録
  • 検索順位を取った記事の履歴

といった“見えない資産”が残っています。

売却という形でその努力が報われたことで、「ブログって本当に資産になるんだ」と実感しました。ブログを続ける意味がわからなくなったときこそ、「今あるものを資産として見る視点」を持ってほしいです。

たとえ数字が落ちても、あなたの中には確実に“積み上げた価値”が残っています。そしてその価値は、ブログを購入した人にとって「手に入れたい価値」になるかもしれません。

売却までにやったことと、買い手に選ばれた理由

ブログは“書いて終わり”ではなく、“どう見せるか”で価値が変わります。

ここでは、限られた時間でも実践できたブログ運営と、実際に買い手に選ばれた理由を紹介します。

① 限られた時間で“積み上げ”を続けた

ワンオペ育児の中で、まとまった時間を取るのはむずかしい。だからこそ、「15分単位でできるタスク化」を意識しました。

時間帯やっていたこと意識していたポイント
朝活(子どもが起きる前)記事タイトル・構成づくり頭を使う作業を先に
昼のすきま時間アイキャッチや画像の差し替え手を動かすだけの作業を
夜の寝かしつけ後推敲・内部リンク整理集中力が途切れにくい軽作業を

“少しでも前進”を積み重ねることで、気づけば600記事に。この「継続の履歴」が、買い手から「資産性のあるサイト」と評価されたポイントの一つでした。

② “売るため”ではなく“引き継ぐため”の付加価値をつけた

筆者が特に意識したのは、「相手がスムーズに運営を始められるか」という視点でした。単にブログを渡すだけでなく、「引き継ぎやすさ」そのものを付加価値として追加しました。

具体的には、

  • 外注ライターさんに渡していた記事マニュアルを付ける
  • 広告担当者の連絡先を共有(希望者のみ)
  • 売却後も数ヶ月間のサポート期間を設け、「運営で困ったら相談できる環境」を整備

こうして買い手が購入後“すぐ動ける”状態を作ることで、安心感と信頼を提供できたと思います。

結果として、直近月収益の45倍=15万円で売却が成立しました。

③ “伝わる説明力”を意識した

売却時につけるブログ説明の文章では、過剰なアピールよりも「どんなブログかを正確に伝える」ことを重視しました。

収益やPVを飾るよりも、「記事数が多く管理が整っている」「リライト等メンテナンスでアクセス回復が見込める」など、買い手にとってのメリットを明確にすることを意識しました。

これは、日頃のライティング経験がそのまま活きた部分でもあります。

ブログだけじゃない!“努力”を資産に変える3つの視点

ブログを売却して振り返ってみると、ブログだけでなく「積み上げる力」そのものが資産になっているという事にきづきました。ブログの景観は、日々の思考・分析・継続力は次の挑戦で確実に活きます。

ここでは、ブログを通して学んだ“努力を資産に変える3つの視点”を紹介します。

①:時間の使い方が変わる

「時間がない」と嘆いていた頃から、限られた時間を“どう使うか”を考えるようになりました。

10分でも集中して書く、子どもが寝た隙に1行だけ進める。

この意識の変化が、行動力と集中力という一生モノの資産につながります。

②:知識を仕組みに変える

試行錯誤を重ねていくうちに、「どうすれば効率よく成果を出せるか」を分析する習慣がつきました。

これは仕事でも家事でも使えるスキル。

やり方を仕組みに変えられる人は、効率化もすすみます。この“再現できる力”こそ、努力が資産に変わる証といえますね。

③:人とのつながりが広がる

ブログを続けたことで、同じように頑張る仲間に出会いました。

一人で頑張るのではなく、互いに励まし合う関係ができたのも大きな変化です。当時応援し合っていた方とつながりは、今でも途切れていません。

家庭や仕事場とは違う人とのつながりも、資産といえます。

まとめ

アクセスが少なくても、収益が伸びなくても、あなたが積み重ねてきた記事や時間は決してゼロにはなりません。

筆者も、かつては「もう閉鎖しよう」と思っていたブログを見直したことで、思いがけない形で報われました。

そして今、あの経験が「次の挑戦の土台」になっています。

ブログは、短期的な結果ではなく“育てる”もの。

コツコツ積み上げてきたその過程こそが、
未来のあなたにとっての「お宝」になります。

もし今、「この努力は報われるのかな?」と感じているなら、一度自分のブログを“資産”として見直してみてください。

あなたのブログにも、まだ気づいていない“お宝”が眠っているかもしれません。

(執筆者:あい)