家を建てる広さの平均は? 4人家族の目安と必要な土地サイズを解説!

家を建てる広さの平均は? 4人家族の目安と必要な土地サイズを解説! ニュース&トピックス
(画像:Canvaにて作成)

「注文住宅を建てたいけれど、自分たちにどれくらいの広さが必要なのかイメージが湧かない」
「4人家族なら30坪あれば十分? それとも狭い?」

一生に一度の家づくり。最初にぶつかる大きな壁が、この「広さの正解がわからない」という悩みかもしれませんね。

一般的な平均を知ることは、自分たちの予算や暮らしにぴったりのサイズを見つけるための「大切な手がかり」になります。

この記事では、実際に建てられている家の最新データや、家族人数ごとのリアルな目安、さらに「その家を建てるには土地が何坪必要なのか」までを分かりやすくまとめました。

「わが家にちょうどいい広さ」を見つけるためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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◆注文住宅の一般的な平均延床面積はどのくらい?

注文住宅の一般的な平均延床面積はどのくらい?

まずは、実際にいま家を建てている人たちの「平均」をのぞいてみましょう。

住宅金融支援機構が公表している最新のデータ(2024年度)によると、平均的な住宅の広さは以下の通りです。

《全国の住宅の広さの平均データ(2024年度調査時点)》

▪️注文住宅(全体)
 約119.5㎡(約36.1坪)

▪️土地付注文住宅(土地から購入して建てる場合)
 約109.2㎡(約33.0坪)
   
    ※出典:住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」

「土地から探して家を建てる人」の平均は約33坪。

実はこの「約33坪」という広さ、数年前のデータに比べると少しずつコンパクトになっている傾向があります。

この背景には、建築費や土地価格が上昇していることがありますが、それだけではありません。最近は無駄なスペースを上手に削り、「自分たちの身の丈に合った、賢く効率的な家づくり」を大切にする方が増えていることも、平均面積が小さくなっている理由の一つといえそうです。

♢地域でこんなに違う!「都市部」と「地方」の広さの差

「一般的な住宅の平均の広さは約33坪」とお伝えしましたが、実は住む場所によってその感覚はガラリと変わります。

土地代が高い都市部と、ゆとりがある地方では、家づくりのスタンダードが異なるからです。

以下は地域別の平均延床面積の目安を比較した表になります。

地域平均延床面積(目安)坪数
首都圏(東京・神奈川など)約101㎡〜105㎡30坪〜31坪
地方都市・郊外約120㎡〜130㎡36坪〜39坪
出典: 住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」地域別主要指標 ※「首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)」などの区分に基づいた2024年度の確定値です。

東京や神奈川などの首都圏では、「30坪前後」がひとつの大きな目安になります。土地の価格が高いため、建物の面積をコンパクトに抑えつつ、その分を内装や設備にこだわる方が多いのが特徴です。

一方、土地にゆとりがある地方や郊外では、35〜40坪近い広さが一般的です。 このくらいの広さがあると、間取りに「プラスアルファのこだわり」が叶いやすくなりますよ。

◆【家族人数別】一般的な家の広さの目安とは?

【家族人数別】一般的な家の広さの目安とは?

ここでは、「平均はわかったけれど、わが家の人数だと実際どうなの?」という疑問にお答えしていきます。

国土交通省が定める指針を参考に、暮らしやすい広さの目安を以下のようにまとめました。

家族人数延床面積の目安坪数の目安暮らしのイメージ
2人家族70〜90㎡21〜27坪2LDK。ゆったりしたLDKと寝室+趣味部屋。
3人家族90〜110㎡27〜33坪3LDK。夫婦の寝室+子供部屋1つ。
4人家族100〜120㎡30〜36坪3LDK〜4LDK。個室を確保しつつ収納も充実。
5人家族115〜130㎡35〜39坪4LDK〜5LDK。パントリーや広めの玄関が欲しくなる。

出典:国土交通省「住生活基本計画(全国計画)」居住面積水準

※「誘導居住面積水準(一般型)」を参考に算出。

豆知識:国の理想はもっと広い?

実は国の指針では、4人家族がゆとりを持って暮らす理想の広さを「125㎡(約38坪)」としています。
でも実際は、建築コストとのバランスを見て「30〜33坪」で工夫して建てるのが、今のリアルな主流といえそうです。

◆希望の広さの家を建てるには土地は何坪必要?

希望の広さの家を建てるには土地は何坪必要?

「30坪くらいの家を建てたい」と思っても、土地が30坪あれば足りるわけではありません。

なぜなら、 日本には「自分の土地でも、目いっぱい建物を建ててはいけない」というルール(建ぺい率)があるからです。

ここでは、一般的な住宅に多い「2階建て」を想定して、必要な土地のサイズを下記のようにまとめました。

♢家を建てるのに必要な「土地面積」の目安とは?

建てたい家の階数や、その土地のルール(建ぺい率)によって、必要な土地の広さはこんなに変わります。

建てたい家の延床面積(合計)1階の面積(目安)必要な土地(建ぺい率60%)必要な土地(建ぺい率40%)
25坪 (約82㎡)約12.5坪約21坪〜約32坪〜
30坪 (約99㎡)約15.0坪約25坪〜約38坪〜
35坪 (約115㎡)約17.5坪約30坪〜約44坪〜
40坪 (約132㎡)約20.0坪約34坪〜約50坪〜

※総2階(1階と2階の面積が同じ)で計算。駐車場や庭のスペースを含めた「最低限必要な目安」です。

▪️なぜ「延床面積」より広い土地が必要なの?

家を建てるなら、延床面積(1階・2階・地下など、建物内のすべての階の床面積を合計したもの)を満たす土地があれば十分だと考えるかもしれませんが、それは間違いです。

なぜなら、土地に対して建物を建てられる割合(建ぺい率)が、地域によって決まっているからです。

●例えば、30坪の2階建て(1階が15坪)を建てる場合:

  • 建ぺい率60%の土地なら: 15坪 ÷0.6 = 25坪以上の土地が必要
  • 建ぺい率40%の土地なら: 15坪 ÷ 0.4 = 37.5坪以上の土地が必要

さらに、ここに「駐車場1台分(約4〜5坪)」「隣の家との隙間」を確保する必要があるため、実際には表の数字よりも少し余裕を持った土地探しがおすすめです。

土地探しをする時は、この「建ぺい率」をセットでチェックするのがポイントです。

🔻建ぺい率や容積率についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください🔻

◆希望の広さ・間取りの家を建てるための土地探しのポイントとは?

希望の広さ・間取りの家を建てるための土地探しのポイントとは?

ここまでで、「30坪の家を建てるなら、最低でも25〜38坪程度の土地が必要になる」という目安が見えてきました。

では実際に「家を建てよう!」と考えたときに、どんな風に土地探しをすれば良いのでしょうか?

例えば、土地探しは“坪数”だけで選べばいいわけではありません。

同じ30坪の土地でも……、

・建ぺい率が60%の土地
・建ぺい率が40%の土地

では、建てられる家の1階部分の広さが大きく変わります。

さらに……、

・前面道路の幅
・接道状況
・用途地域
・高さ制限

といった条件によっても、間取りの自由度は変わります。

「広さが足りている土地=希望の家が建てられる土地」
とは限らないんですね。

土地価格や立地だけで決めてしまうと、

・思っていたより建物が小さくなった
・駐車場を確保したら庭がなくなった
・2階を広くしたら容積率オーバーになった

といったケースも起こりえます。

だからこそ、土地を探す段階で

  • 建ぺい率
  • 容積率
  • 想定している延床面積

セットで確認しておくことが大切です。

「この土地なら何坪の家が建てられるのか?」
という視点を持ちながら探すだけで、土地選びの失敗リスクはぐっと減りますよ。

◆あなたの土地ではどんな家が建てられる?クラフトマンのシミュレータでチェック!

ここまでで家の平均的な広さがわかり、必要な土地の目安や土地探しのポイントも見えてきました。

ここまで整理できたら、次は「自分の土地」で具体的にどんな家が建てられるのか、どれくらいの費用が必要なのかを確認する番です!

同じ30坪の家でも、
土地の面積や建ぺい率・容積率によって、建てられるサイズや間取りの自由度は変わります。

だからこそ!

  • この土地で最大何坪まで建てられるのか
  • 希望している広さは無理がないか
  • おおよその建築費はいくらになりそうか

を、早い段階で把握しておくことが大切になってきます。

とはいえ、建ぺい率や容積率をもとに自分で計算するのは少しハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。

そこで!

クラフトマンのシミュレーターなら、
敷地面積や住宅仕様を入力するだけで、建てられる家の広さと概算費用を自動で算出できます。

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平均データを参考にしながら、
ぜひ最後は「あなたの土地」に当てはめて確認してみてください。

数字で見えてくると、家づくりのイメージは一気に具体的になりますよ。

(執筆者:yuffy)