サンヨーホームズは、1969年に設立されたクボタハウスを前身とし、2002年に三洋電機が全株式を取得して三洋ホームズを設立。その後、2012年12月に現在の社名へと変更されました。
企業理念として「人と地球がよろこぶ住まい」を掲げ、快適な住空間の創造と、暮らしをより豊かにする提案を通じて、顧客満足の向上を目指しています。また、「エコ&セーフティ」をコンセプトに、環境保全と安全・安心を考慮した住まいづくりを推進。さらに、「クリーン」「誠実」「顧客指向」の行動規範のもと、社会的責任を果たし、より良い社会の構築にも貢献しています。
サンヨーホームズは、家を単なる「住むための器」ではなく、「人生を演じる舞台」と捉え、顧客の潜在的なニーズにも応える住宅づくりを展開。これらの理念をもとに、個々のライフスタイルに寄り添う住まいを提供し、社会の課題解決にも取り組んでいます。
【建物のデザインや構造・工法の特徴】
サンヨーホームズの住宅は、高い耐震性と長寿命を誇る独自の構造・工法を採用しています。
その中核となるのが「GSフレームシステム」で、左右対称の角パイプ柱と大型の梁を組み合わせた設計により、あらゆる方向からの衝撃に対して安定した強度を発揮します。さらに、鋼製耐力ブレースを採用することで、大地震や台風による建物の変形を防ぎ、木造住宅と比較して横揺れを約3分の1に抑える優れた耐震性能を実現。柱の設計もコンパクトなため、部屋の四隅に柱が出ることなく、広々とした空間を確保できます。
また、長寿命設計にもこだわり、業界トップクラスの「12mm厚ベースプレート」を基礎に採用して柱の錆を防止。基礎ピースには腐食を防ぐ「溶融亜鉛メッキ」を使用し、推定耐用年数162年を実現しています。外壁には「ダブルカーテンウォール構法」を採用し、地震の揺れによる亀裂や脱落を防止。さらに、外壁固定金具によるスライド構造により、地震時の横揺れの影響を最小限に抑えています。加えて、30年の耐久性を持つ外壁塗装やシーリングレス工法を導入し、美しい外観を長く維持できるのも特長です。
さらに、2019年には「軽量鉄骨造とRC造のハイブリッド構法」を開発し、最大スパン10mの大空間を実現する技術を特許出願。この技術により、サービス付き高齢者向け住宅などの需要に応え、品質・工期・コストのバランスを取りつつ、広い空間を確保することが可能になりました。
サンヨーホームズは、これらの技術を駆使し、高い耐震性、長寿命、快適性、省エネ性を兼ね備えた住宅を提供しています。
【建物の性能に関するもの、断熱・耐震・機密性・耐久性などの特徴】
サンヨーホームズの住宅は、高い断熱性、耐震性、気密性、耐久性を備え、快適で安全な住まいを提供しています。
特に断熱性能に優れ、全エリアで北海道地域の基準を標準装備し、ZEH基準を大きく上回る高断熱性能を実現。柱や梁にも高性能グラスウールを使用し、家全体を断熱材で包み込む技術を採用することで、一般的なZEH水準の住宅と比較して約1.5倍の省エネ効果を達成しています。また、アルゴンガス入りのLow-E高断熱複層ガラスを使用し、UA値0.46を標準化することで、優れた断熱・気密性能を確保しています。
耐震性においては、軽量鉄骨造の「GSフレームシステム」を採用し、地震の揺れを吸収・分散する設計を採用。さらに、「サンダブルエックス」と呼ばれる制震ダンパーを組み合わせることで、建物の揺れを抑え、安全性を向上させています。接合部には「ハードロックナット」を標準採用し、構造の安定性を高めています。
高気密な構造設計も特徴の一つで、隙間面積を最小限に抑えた設計により、優れた気密性能を実現。全館空調や換気システムと組み合わせることで、家全体の温度を均一に保ち、快適な室内環境を提供します。
耐久性にも優れ、耐用年数100年以上を目指した構造躯体を採用。外壁には30年耐久の吹付塗装を施し、長期的な美観を維持できる仕様となっています。また、1時間耐火基準をクリアした耐火構造を採用し、防火地域や準防火地域にも対応しています。さらに、50mmのALC外壁や100mmのALC床パネルを使用することで、高い耐火性能と延焼防止効果を発揮しています。
また、前述の「GSフレームシステム」により、コンパクトな柱設計を実現し、室内空間を広く活用できる点も魅力の一つです。これらの特徴により、サンヨーホームズは高性能で長寿命な住宅を提供し、快適性、安全性、環境性能を高いレベルで実現しています。
【アフターサポート・保証などサービス面などの特徴】
サンヨーホームズの住宅の基本的な無料保証期間は引き渡し後5年間で、構造上の主要な箇所については30年間、防水箇所は20年間の初期保証が設定されています。ただし、10年目以降はメンテナンス費用が発生し、5年ごとの有償メンテナンスを実施することで延長保証を受けることが可能です。
アフターサービスについては、引き渡し後5年間は完全無料の点検サポートが提供され、6年目から10年目までは5年に一度の無料点検が実施されます。10年目以降は有料でのアフターサービスに切り替わり、継続的なメンテナンスが必要になります。
他の主要ハウスメーカーと比較すると、無料保証期間が短めで、10年や20年、30年の保証を提供する他社と比べるとやや見劣りする点があります。また、延長保証のために有償メンテナンスが必要な点は業界の一般的な傾向と同様ですが、完全無料のアフターサービス期間が5年間と比較的短いことが特徴です。そのため、長期的な住宅の維持には追加費用が発生する可能性が高く、契約前に詳細を確認し、長期的な費用計画を立てることが重要となります。
【平均坪単価】
約65万円~約100万円
【保証期間】
● 初期保証年数: 5年
● 最長保証年数: 30年(10年目から有償メンテナンスが必須)
● その他の保証: 瑕疵保証、構造上主要な箇所30年保証、防水20年保証
【アフターサービス】
●定期点検: 10年目までに計5回の無料点検
【対応エリア】
大阪府、兵庫編、京都府、奈良県、福岡県、佐賀県
【その他の情報】
サンヨーホームズは、環境への取り組みや技術革新を積極的に進めながら、住まいの質を向上させる総合的な住生活提案企業として成長を続けています。2022年2月には環境省から「エコ・ファースト企業」に認定され、環境保全の取り組みをさらに強化。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を標準仕様とした戸建住宅「life style KURASI’TE」を提案し、省エネ性能の高い住宅の普及を推進しています。
技術面では、AI・IoTを活用した「AI・IoTで快適な暮らし with ロボホン」システムを導入し、暮らしの利便性と安全性を向上。また、高齢者の自立を支援する「寄り添いロボット」の開発にも取り組み、快適で安心できる住環境の実現を目指しています。
その実績は高く評価されており、「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」では、戸建住宅商品として8年連続で「優秀賞」(最優秀賞含む)を受賞し、企業賞も3年連続で受賞するなど、業界内での評価も確立しています。
事業展開の面では、戸建住宅やマンション、賃貸住宅、福祉施設の設計・施工にとどまらず、既存住宅の流通、買い取り再販、リースバックなど、多角的な事業を展開。住まいに関する幅広いニーズに対応しています。
「人と地球がよろこぶ住まい」という企業理念のもと、サンヨーホームズは住まいと暮らしの生涯パートナーとなることを目指し、環境への配慮と技術革新を両立させた住まいづくりに取り組んでいます。
※ ≪参考:シリーズ坪単価≫ 2025年情報
商品名 | 坪単価 |
life style KURASI’TE(ライフスタイルクラシテ | 65万円~100万円 |
※完全自由設計のため、費用に幅があります
【公式HPリンク】
