「お外で遊びたい!」という元気いっぱいの上の子と、まだまだお世話が必要な下の子。
年子きょうだいを育てるパパママにとって、公園に連れて行きたくてもそのハードルの高さに頭を悩ませることも少なくありません。
「準備だけでクタクタ」「2人同時に見るのは無理」「ケガをさせたらどうしよう」
と公園に行くのを諦める日もあるでしょう。そして、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
しかし、ご安心下さい。年子育児中に「公園に行けない」と悩むのは、多くの年子きょうだいの保護者が抱える悩みです。
本記事では、年子の子ども達を無理して公園に連れて行かなくていい理由や年齢別の公園での過ごし方、公園に行かない日の楽しみ方を紹介します。
子ども達と笑顔で過ごすヒントをお届けしますので、ぜひ最後までご覧下さい。
年子の子ども達を連れて公園に行けないのは問題なし!

最初にお伝えしたいのが、「年子育児で毎日公園に行けなくても全く問題ない」ということです。罪悪感を感じる必要は一切ありません。
その理由を3つご紹介します。
- 多くの年子ママ・パパが同じ悩みを抱えている
- 公園に行くことだけが愛情じゃない
- 無理して公園に行くデメリット
多くの年子ママ・パパが同じ悩みを抱えている
SNSや子育て支援センターなどで少し回りを見てみると、
「上の子の体力についていけない」
「下の子を抱っこしながら上の子を追いかけるのが大変」
「2人が別々の遊具で遊びたがる」といった声が溢れています。
体の動かし方をやっと覚えた幼い時期は特に、活発に動き回りたがる一方で、すぐに転んでしまったり遊具の上で動けなくなったりすることも多々あるでしょう。そんな小さな2人を一人で同時に見るのは至難の業です。
それでも公園に行けないことで悩むのは、保護者の方が子ども達を大切に思っている証拠です。
公園に行くことだけが愛情じゃない
公園で思いっきり遊ばせてあげたい、色々な経験をさせてあげたいと考えられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、子どもにとって大切なのは「どこで過ごすか」よりも「大好きな親とどのような時間を過ごすか」ではないでしょうか。
保護者が無理して公園に連れて行き、親が常にイライラして「走らないで!」「そっちに行っちゃだめ!」と怒ってばかりいては、子どもも心から楽しめないでしょう。
それならば、家の中で穏やかに絵本をよんだり一緒におもちゃで遊んだりする方が、子どもの心が満たされることもあります。
無理して公園に行くことのデメリット
「公園に連れて行かなければ」という義務感だけで公園に行くと、次のようなデメリットが生じる可能性があります。
- 親の心身が疲弊する
- 事故やケガのリスク
- 親子関係への影響
公園で常に神経を張り詰めて、家に帰る頃には保護者が疲れてしまい、育児が辛く感じてしまうこともあるでしょう。
また義務感だけで行くと注意力が散漫になり、子どもの転倒や遊具からの落下、迷子になるリスクが高まります。
さらに、保護者のイライラが子どもに伝わり、お互い楽しくない時間になるかも知れません。
公園に行くのがむずかしい場合は、行かない判断をすることも子ども達の安全のためには重要です。
年子きょうだい年齢別の公園での過ごし方

公園に行かない選択も大事とはいえ、気候の良い日は外で遊ばせたいですよね。
ここでは、比較的安全に過ごしやすい、きょうだいの年齢別に公園での過ごし方のポイントを紹介します。
- ケース1.下の子が0歳&上の子が1歳半~2歳ごろ
- ケース2.下の子が1歳前後&上の子が2歳半~3歳ごろ
- ケース3.下の子が1歳半~2歳&上の子が3歳半~4歳ごろ
ケース1.下の子が0歳&上の子が1歳半~2歳ごろ
下の子がねんね・首すわりの時期は、公園に行きやすい時期と言えます。下の子は寝ているか、周りを眺めている時期で、上の子も活発には動けない時期だからです。
- 下の子はベビーカーか抱っこひもが定位置
- 目の届く範囲で遊ばせる
- 短時間で切り上げる
ベビーカーや抱っこひもで快適に過ごせるようにしておきましょう。
またベビーカーの場合、ベビーカーと上の子が保護者の視界に入る範囲で遊ぶことが重要です。砂場や座って遊べる場所などが最適です。
この時期は、公園に行く目的を散歩や気分転換程度に考え、短時間でも行けたらOKと割り切るのがおすすめです。
ケース2.下の子が1歳前後&上の子が2歳半~3歳ごろ
下の子がおすわり~歩き始める時期が、年子の子ども達を連れて公園に行くのが一番大変かもしれません。下の子も動き出し、上の子も行動範囲が広がるからです。
- 上のことルールを決める
- 遊具は限定する
- 夫婦もしくは身近な大人に協力してもらう
上の子が話を聞いてくれるようであれば、事前に「この周りで遊ぼうね」「ママが見えるところまでにしてね」と出発前にルールを話しておきましょう。
また遊具は、ブランコや低い滑り台など比較的安全なものに絞るといいでしょう。
もしかすると、上の子はイヤイヤ期に突入しているかもしれません。可能であれば、一人で公園に連れて行かず、パートナーや祖父母など、大人が二人以上いるときに公園に行くのが最も安全です。
ケース3.下の子が1歳半~2歳&上の子が3歳半~4歳ごろ
下の子が1歳半以降になると「自分でやりたい」という意欲も出てきますが、おぼつかない足取りであることがほとんどです。上の子も大きな遊具にチャレンジしたがる時期です。
- 見通しがよくフェンスがある公園を選ぶ
- 一緒にできる遊びを取り入れる
- 上の子に役割を与える
下の子が歩き始めると、2人が別々の方向に行ってしまうということもあるでしょう。万が一に備え、見通しがよくフェンスがある公園を選ぶのがポイントです。
また、別々の遊びをすることも多い時期ですが、ボール遊びや追いかけっこなど二人同時に参加できる遊びを準備しておくと保護者の負担が軽減できます。
上の子が3歳以降になると、ママやパパから頼みごとをされるのが嬉しいこともあります。「弟(妹)と手をつないでくれる?」「○○(葉っぱや木の実など)を集める係をお願いします」など、役割を与えてみるのもおすすめです。
年子育児で公園に行けないときの過ごし方

おうち遊びを充実させるアイデア
おうちは一番安心して過ごせる場所です。公園とは違った楽しみ方を紹介します。
風船遊び | 風船をくくらずに飛ばしたり、紙袋や大きめの箱にシュートしたりする |
ダンス | 好きな音楽をかけてダンスする |
新聞やぶり | 新聞紙やちらしを好きなだけ破ってもらう散らかるが片付けも一緒にやってもらう |
おうちピクニック | お弁当をつくって食べるいつもと違うお部屋で食べてみても喜ぶ |
家庭菜園 | プランターで簡単な野菜や花を育てる一緒に水やりするだけでも自然にふれあえる |
周辺の屋内施設も賢く利用する
地域のさまざまな施設を活用することで、同じ年頃の子どもや保護者以外の大人と関われたり、はじめての絵本やおもちゃで遊べたりすることもあります。
屋内で遊べる施設には次のようなものがあります。
- 子育て支援センター・児童館
- 図書館
- ショッピングセンターや有料の遊び場
子育て支援センターや児童館では、安全な室内で天候を気にせず遊べます。子育てアドバイザーなどが常駐していることもあり、育児の相談などもできます。
図書館では、絵本の読み聞かせなどのイベントを開催していることもあります。
またショッピングセンターに遊び場のほか、近頃は有料の遊び場も増えてきています。それぞれ年齢ごとにエリアが区切られていることも多く、安心して遊ばせられるでしょう。
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(執筆者:宮関あゆみ)