缶ミルクの温め方は? 外出先でも荷物を減らすコツと安心安全な方法まとめ

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写真:Photo AC

赤ちゃんとのお出かけは楽しみな一方で、授乳を考えると不安を感じる方は多いでしょう。調乳する場所や衛生面、持ち物など心配は尽きません。

そんなときに頼りになるのが缶ミルクです。とても便利なアイテムですが、使った経験がないと「本当に便利?」「どうやって使う?」「温め方は?」と悩みますよね。

缶ミルクを安全に使い赤ちゃんとの外出を楽しむには、使い方や注意点を事前に把握しておく必要があります。

今回は、缶ミルクの利用手順や温め方、外出の際に安心して使うための注意点を解説しましょう。

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缶ミルクの魅力とは?温め方のコツや外出先での使い方を紹介

「外出時には缶ミルクが便利」という話を聞いても、使った経験がないと具体的なイメージがわきません。「本当に?」と疑問に思う方もいるでしょう。

ここからは、外出先でも落ち着いて授乳の準備ができるよう、缶ミルクの基本的な使い方や缶ミルクが外出に向いている理由を解説します。

缶ミルクが外出先で活躍する理由

缶ミルクは、あらかじめ調乳されたミルクが密封されているため、フタを開けてすぐに使える便利アイテムです。お湯の準備や粉ミルクの計量が必要なく、手間も荷物も減らせます。

また、常温保存ができる点も魅力です。持ち運びの際に保温や保冷をしなくて済むため、移動が多い外出時にも安心して使えます。

缶ミルクの使い方を3ステップで紹介

缶ミルクは、以下の3ステップで好きな場所・タイミングで手軽に授乳ができます。

缶ミルクの使い方
  1. 缶に汚れや破損がないか確認する
  2. 缶をよく振ってフタを開ける
  3. 清潔な容器(哺乳瓶)などに移し変えて授乳する

そのまま常温で飲ませても問題ありませんが、赤ちゃんによっては人肌程度まで温めた方が飲みやすい場合もあります。

缶ミルクの温め方|外出先でも使える方法のメリット・デメリット

普段は温かいミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合、飲み慣れた温度と違うと飲まないケースがあります。

あらかじめ缶ミルクの温め方を理解しておけば、外出時も焦らずに対応できるでしょう。

ここでは缶ミルクの温め方と、それぞれの方法のメリット・デメリットを紹介します。

確実に適温まで温められる「湯煎」

お湯を持参し、外出先で温めて飲ませる方法です。

湯煎の手順
  1. 清潔な耐熱容器に缶ミルクを入れる
  2. お湯に1.の容器をつけて温める
  3. 人肌くらいの温度になったら赤ちゃんに飲ませる

5~10分程度で適温になり、加熱ムラができにくい点がメリットです。

ただし、以下のような持ち物が必要になり、荷物が増える点はデメリットといえます。

  • 缶ミルク
  • 水筒(お湯)
  • 耐熱容器(哺乳瓶など)
  • 湯煎用の容器(ボウルなど)

少しでも荷物を減らしたい場合は、缶ミルクにつけるアタッチメントの使用を検討しても良いでしょう。

お湯に缶をつければそのまま温められるため、哺乳瓶を持参せずに済みます。

小荷物で確実に温める「ミルクウォーマー」

「荷物は減らしたいけれどしっかりと温めたい」方におすすめなのが「ミルクウォーマー」です。

火やお湯を使わずに温められるため安全性が高く、外出先でも安心して使えます。缶ミルクをセットするだけで適温まで温められる、手軽さも大きな魅力です。

ただし、商品によっては温まるまでに時間がかかる場合があります。購入前に加熱時間をチェックしたり、外出前に一度自宅で試しておくと安心です。

手軽に温めるなら「カイロ」や「ポケット」

お湯の準備が難しいときやミルクウォーマーの購入を避けたい場合には、カイロで缶ミルクを包んだり大人の服の内側やポケットに入れて温める方法もあります。

出費を抑えつつ、火やお湯を使わないため安心、準備品が少ない点は、メリットとして挙げられるでしょう。

ただし、温まるまでに2時間ほどかかる場合が多く、すぐに温めたい場合には不向きです。飲ませる時間を考えて、事前に温める時間を十分にとれる際に活用すると良いでしょう。

安心安全に使いたい!缶ミルクの温め方で外出先で気を付けること

缶ミルクはとても便利ですが、外出先で安心して赤ちゃんに飲ませるには、注意したいポイントがあります。

赤ちゃんの健康を守るために、缶ミルクの温め方以外に外出先で気を付けたい重要なポイントを解説しましょう。

衛生面に配慮する

缶ミルクは、必ず清潔な手で扱いましょう。手を洗うのが難しい場合は、消毒用のアルコールやウェットティッシュといった衛生用品を準備しておくと安心です。

また、衛生面に配慮して、一度開封した缶ミルクは、開封後2時間以内に飲み切ることを心がけましょう。

一度赤ちゃんが口をつけたミルクは雑菌が繁殖しやすいため、飲み残した分は必ず破棄することが大切です。

缶のまま飲ませない

缶の飲み口に赤ちゃんが直接触れると、口元を傷つけてしまう可能性があります。

そのため、缶から直接飲ませるのは避け、必ず専用のアタッチメントを使いましょう。

アタッチメントがない場合は、必ず清潔な哺乳瓶などに移し替えて飲ませることが大切です。

飲ませる前に温度を確認する

赤ちゃんに飲ませる前に、やや温かい温度になっているか必ず確認しましょう。温めたミルクの容器を触って「温かい」と思っても、実際には温度ムラがある場合があります。

温度が熱すぎると、赤ちゃんがやけどをしてしまうかもしれません。冷たすぎると、飲まない原因になる可能性があります。

赤ちゃんに飲ませる前は、温度チェックが欠かせません。ミルク数滴を手の甲に垂らし、人肌程度の温かさになっているか確認して飲ませるようにしましょう。

電子レンジでの加熱は絶対にNG

缶ミルクの容器は、電子レンジ加熱には対応していません。

そのまま加熱すると、発火や破裂といった大きな事故につながる危険性があります。

缶ミルクを安全に温める際は湯煎やウォーマー、カイロなどの安全な方法を選びましょう。

参考:日立の家電品「電子レンジに使える容器、使えない容器を知りたいです。」

まとめ|缶ミルクの安全な温め方を知り赤ちゃんと外出を楽しもう

温め不要ですぐに使える缶ミルクは、時間がないときや外出時の強い味方です。

とはいえ、温かいミルクを飲み慣れている赤ちゃんの場合は、外出先で飲んでくれないケースもあります。

そんなときでも、缶ミルクの温め方を事前に知っていれば、外出先でも落ち着いて対応ができるでしょう。

それぞれの温め方のメリットやデメリットを把握したうえであなたに合う方法を選び、赤ちゃんとのお出かけを安心して楽しんでください!

(執筆者:渡辺 ゆき)