「和モダン」「ホテルライク」…憧れのスタイルは、どんな建材でできている?

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プランが決まったら、次は“色決め”と呼ばれる打ち合わせが始まります。
多くの人にとって、家づくりの工程の中で一番胸が躍り、わくわくする工程だと思われます。

「和モダンにしたい」「ホテルライクな雰囲気がいい」——なんとなくイメージはあるのに、いざ外壁材やフローリングのサンプルを前にすると、何を選べばそのイメージに近づくのか分からなくなる…
色決めでよく聞くお悩みです。

今回は人気の4スタイル「和モダン」「ホテルライク」「ナチュラル」「北欧」を、外壁・内装・照明の3項目で整理しました。
サンプル選びの前に、まず具体的ないイメージを掴んでおきましょう。

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【和モダン】陰影を活かす

黒を基調にした重厚感のある佇まいに、木や竹といった自然素材を差し込むのが和モダンの基本。
真っ白なモダンハウスとは対照的に、光と影の濃淡で表情を作るのが特徴です。
外壁は「見せる」より「陰影で魅せる」発想で選ぶと失敗しません。
植栽も詰め込みすぎず、余白を残すことで外壁の黒がより引き立ちます。

外壁・外構

  • 焼杉板、なまこ壁風サイディング(黒×白のコントラスト)
  • 御影石・洗い出し仕上げのアプローチ
  • 竹垣、縦格子フェンス

内装

  • 床:無垢の栗材・杉材
  • 建具:格子戸、障子(モダン建具はアルミ框+和紙調ガラス)
  • 壁:珪藻土/天井:簡略化したライン天井

照明

  • 行灯風フロアライト、和紙シェードのペンダント
  • 直接光より壁を照らす間接照明が相性◎

【ホテルライク】高級感と非日常感

生活感を極力見せず、非日常の滞在先のような佇まいを目指すのがホテルライク。
ポイントは「素材数を絞ること」です。
あれもこれも取り入れるより、ダークトーンで統一しつつ真鍮などの金物で一点豪華にするほうが、それらしい仕上がりになります。
収納は見せない工夫を徹底し、生活動線を隠すことも高級感につながります。

外壁・外構

  • ダークトーンのタイル、シャープな陸屋根
  • 植栽は少なめ、シンボルツリー1本で余白を作る

内装

  • 床:大理石調タイル、ダークカラーのフローリング
  • 建具:framelessドア+真鍮やブラックの金物でアクセント
  • 壁:エコカラットのアクセントウォール
  • 水回り:人工大理石カウンター、独立型の造作洗面

照明

  • 間接照明多め(壁や天井を照らして陰影を作る)
  • 存在感のあるデザインペンダントを1灯

【ナチュラル】経年変化を前提に

新築時の完璧さより、暮らすほどに味わいが増すことを楽しむのがナチュラルスタイル。
無垢材や漆喰など、経年変化する素材をあえて選ぶのがコツです。
造作の見せる収納やニッチ棚など、生活の気配を空間の一部として取り込む提案もこのスタイルと好相性です。
庭も作り込みすぎず、雑木や下草を残して自然な佇まいを演出しましょう。

外壁・外構

  • 木目調サイディング、下見板張り
  • レンガ・枕木のアプローチ、ウッドフェンス

内装

  • 床:無垢材(オーク・パイン)
  • 建具:framed建具+ガラス窓
  • 壁:漆喰、無垢羽目板の部分張り
  • 造作:ニッチ棚、オープン収納

照明

  • 陶器・ラタン素材のペンダントライト
  • 暖色系の間接照明

【北欧 ノルディック】明るさと余白

日照時間の短い北欧生まれのスタイルだけあって、とにかく「明るさ」を意識するのが基本。
白ベースの空間に木の温もりと差し色を効かせるバランス感覚がポイントです。
家具やファブリックまで含めてトータルで軽やかさを演出すると、より北欧らしい仕上がりになります。
差し色は1〜2色に絞ると、部屋全体がまとまりやすくなります。

外壁・外構

  • 白系サイディング+木部アクセント(切妻屋根と好相性)
  • グレー系タイル、芝生+ウッドデッキ

内装

  • 床:明るいオーク・バーチの無垢/挽板
  • 建具:シンプルな框戸、白ペイント
  • 壁:白ベース+グリーンやマスタード系のアクセントクロス
  • ファブリック:リネン、ウール素材との調和

照明

  • 白色系ダウンライト+木製ペンダントの組み合わせ

【まとめ】スタイル提案は「言葉」から「素材」へ

色決めの打ち合わせは、意外と時間が限られています。外壁・内装・照明のサンプルを一つひとつ吟味している間に、気づけば時間切れ——というのはよくある話です。

そしてもう一つ大事なのが、外装と内装の一貫性
どちらかだけこだわっても、もう一方とちぐはぐだと完成度は下がってしまいます。
「和モダンの外観に北欧テイストの内装」のようなミスマッチを防ぐには、事前にスタイルの軸を決めておくことが近道です。

打ち合わせに向けて、150工程シミュレーターで見積もりを確認しながらイメージを固めていくのがおすすめです。

執筆者:おその(インテリアコーディネーター)